【漫画】レジでバイト店員に理不尽クレーム! 次男のスルースキルに「神業じゃん」
バイト先で数々の理不尽なクレームを経験した次男。そんなとき、どんな気持ちで対応していたのか母が聞いてみると……。Instagramで公開されたマンガが、「えらい!」「いい考え方」と話題になっています。作者の月野まるさんにお話を聞きました。
バイト先で数々のクレームを経験した、次男のスキルとは?
次男がピザ店でバイトをしていたときの出来事を描いたマンガ「怒ってる人に対する次男のスルースキル」が、Instagramで1万3000以上のいいねを集め話題となっています。ピザ店でバイトをしていた頃、理不尽なクレームは日常茶飯事だったという次男。数をこなすうちに次第にクレームにも慣れ、至った境地とは……という内容で、「その若さでえらい」「私も『無』で乗り切ります」「いい考え方」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、漫画家・イラストレーターの月野まる(ペンネーム)さんです。Instagramやブログ「ナイフみたいにとがってら」で、日常の出来事をマンガにして発表しています。『ナイフみたいにとがってら』(KADOKAWA)は単行本も発表されています。月野まるさんに、作品についてのお話を聞きました。
ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。
次男が2年前に接客業のバイトをしていた頃、クレームを言うお客さんが結構いることを聞かされていました。理不尽なことを言われながらも、冷静に対応していた次男のことを描きたくてマンガにしました。
ーー次男くんからこの話を聞いたとき、どんな心境でしたか?
お客さんに怒られたり、クレームを言われたりした場合、普通に考えたら人間はへこんだり、メンタルがやられたりするものだと思うのですが、へこむ様子もなく、人ごとのように冷静に分析している次男を「なかなかやるな……!」と、頼もしく感じました。
ーー次男くんは、子供の頃からスルースキルはあったのでしょうか?
あったと思います。小学生のときから少年野球をやっていたのですが、その頃から理不尽なことで監督コーチから怒られるのには慣れていました。中学のときも怖い先生がいたので、「怒られ慣れ」していたのもあったと思います。
ーー月野まるさん自身は、クレームなどを受けたときはどう対処していましたか?
私自身も百貨店で働いたことがあり、クレームを受けたことがありますが、お客さんに共感すると割と納得してくれます。あの頃はまだ新人だったので、手に負えないお客さんの場合は上司にバトンタッチでした(笑)。
ーーこの話を聞いてから、月野まるさん自身に変化はありましたか?
特に変化はないです。私も接客することはありますが、幸い個人のお店でクレームを言ってくるようなお客さんは来ないので……。おそらくチェーン店のような接客マニュアルがあるお店だと、私のメンタルは持たない気がします。
ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?
同じように接客業で働いている方からの共感の声や、「髪色を派手にして威嚇するというのが分かります!」という声が多かったです。一方で「千円札で返すことのどこがいけないのか」「店長が謝罪すべき」など、クレーム客や店に対する厳しい意見もありました。
ーー創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えて下さい。
イラストや創作マンガも描いてみたいです。と言いつつ、なかなか描く時間がないのですが……(反省)。
●月野まるさん 過去のインタビュー
(マグミクス編集部)