実は海外で大人気!?「アベンジャーズ」よりも「仮面ライダー」に夢中な海外オタク勢
日本が誇る特撮ヒーロー「仮面ライダー」シリーズ。2022年10月には『仮面ライダーBLACK SUN』が配信され、2023年3月には『シン・仮面ライダー』の公開が控えているなど、国内では何かと話題が尽きません。そんな同シリーズが実は、海外でも意外な人気を獲得しているようです。
「好きどころじゃない、愛している」

昭和、平成、令和と、世代や時代を超えて今なお多くの人に愛され続けている「仮面ライダー」。実は韓国やタイでも同シリーズの吹き替えが頻繁に放送されており、高い人気を誇っています。
しかし、これはあくまでアジア圏での話。それに比べると、やはりヨーロッパやアメリカではそこまでの人気はないでしょう。そもそも彼らには「アベンジャーズ」という世界中で人気のヒーローがいるため、日本の特撮ヒーロー作品がつけいる隙はないようにも思えます。
ところが海外の、特にオタク層の間では仮面ライダーが密かに人気を博しているのです。それこそ「アベンジャーズ」には見向きもせず、仮面ライダーばかり追いかけている人も珍しくないほどに……。
たとえばその人気ぶりは、動画アプリ「TikTok」からもうかがい知ることができます。「#KamenRider」で検索すると、出てくるのは仮面ライダーに夢中になる海外オタクの姿。ある人は変身ベルトを装着してポーズを決め、またある人は大量の仮面ライダーグッズを紹介しています。なかには手の込んだCGを駆使して、本家さながらの変身シーンを再現している人も。
また過去には、アメリカのTwitterトレンドに「#KamenRider」が浮上したこともありました。理由は、アメリカの特撮ファンに人気の動画配信サービス「TokuSHOUTsu」に映画『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』が配信されると決まったため。
これにはマーベル映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズなどでお馴染みのジェームズ・ガン監督も「I love that #KamenRider is trending.(KamenRiderがトレンド入りしていて嬉しい) 」と喜びの声を寄せており、さらにファンからのコメントには「No, I don’t like Kamen Rider. I love Kamen Rider.(仮面ライダーが好きかって? 好きどころじゃない、愛しているんだ)」と答えていました。
あくまで一部界隈の話なのかもしれませんが、それでも海外ファンの熱狂ぶりは凄まじいものがあります。
ちなみに、日本が誇るもうひとつの特撮ヒーローである「戦隊モノ」も、実は世界中にファンがいるようです。いつか日本のヒーローが、もっともっと世界で愛されるようになればいいですね。
(ハララ書房)