サトシは本当に『アニポケ』を卒業? 古参ファンから「続投」の意見が出るワケ
放送から25年以上経過した人気TVアニメ作品『ポケットモンスター』。その主人公として長年、作品を支え続けたサトシとピカチュウの最終章が始まります。しかし、一部のファンから真逆の意見が出てきました。その理由とは?
サトシとピカチュウのラストエピソードになる最終章

先日のTV放送で新シリーズが始まることが発表になったTVアニメ『ポケットモンスター』通称「アニポケ」。その新シリーズが2023年1月13日より放送される予定の『ポケットモンスター めざせポケモンマスター』ですが、その内容が早くもファンの間に大きな衝撃を与えています。
なぜなら新作の『めざせポケモンマスター』は、「サトシとピカチュウの物語の最終章」と言われていたからでした。1997年4月1日から25年以上にわたって放送されてきた『アニポケ』がついに終わりを迎えることを予感させるストーリーに、ファンが反応することは当然でしょう。
ほぼ同時に、2023年4月からアニポケ新シリーズの開始も発表されました。しかし、こちらでは新主人公のリコとロイ、そのパートナーポケモンと思われるニャオハ、ホゲータ、クワッスの姿が描かれています。つまり4月からの新シリーズの主人公はサトシではないということでしょう。
ポケモンワールドチャンピオンシップスでチャンピオンのダンデに勝利したことで、ついにポケモンバトルの頂点に立ったサトシとピカチュウ。このため、その直後からサトシが主人公を引退するのではないか? ……と、ファンの間では話題になっていました。それゆえに今回の新シリーズ『めざせポケモンマスター』が、サトシとピカチュウの花道になることをファンなら誰もが思ったことでしょう。
しかも、かつてのライバルだったシゲルの「チャンピオンになった今 君はどこまでポケモンマスターに近づけたのかな?」という意味深なセリフも公開されています。
さらに発表されたスタッフを見ると、誰もがサトシとピカチュウの最後を意識せざるを得ません。総監督に湯山邦彦さんが復帰し、オープニング曲は松本梨香さんの「めざせポケモンマスター -with my friends-」。サトシとピカチュウの最終章という雰囲気が、ひしひしと伝わってきます。
メインビジュアルも最初の『アニポケ』で一緒に旅をしたカスミとタケシが描かれ、これまでサトシがゲットしてきたポケモンが周囲を囲む形になっていました。これは誰が見ても「さらば」という雰囲気を感じさせるものです。
『アニポケ』を最初から見てきた筆者も、ついにこの時が来たかと寂しい気持ちになりました。ところが、一部のファンから「サトシ続投」という可能性を指摘する人もいます。ここまでお別れに盛り上がっている状況で、なぜそんな意見が出るのでしょうか? それは、これまで『アニポケ』が歩んできた過去の歴史があるからです。