「実は作中時間が短い」名作3選 「『スラダン』はわずか4ヶ月!?」
2022年12月に公開され話題の映画『THE FIRST SLAM DUNK』。原作は連載6年、コミックは31巻にわたり描かれましたが、作品内の時間は4ヵ月とわずかなものでした。夢中で繰り返し読み、長い期間の物語と勘違いしていても、作品内の時間はそれほど経っていないマンガやアニメは少なくありません。そんな、「実は短い期間の物語」という作品を3つ紹介します。
作中時間はあっという間!
マンガ『SLAM DUNK』は連載6年、コミックは31巻にわたり描かれましたが、作品内の時間の進みは遅く、実は4ヵ月とわずかなものでした。今回は、読者、視聴者として熱中し過ぎて長く見えていたけど、作品内の時間は実はそれほど経過していないマンガやアニメ作品を3つ紹介します。
●『SLAM DUNK』 バスケ素人・桜木花道が猛烈な早さで成長した期間は?
連載終了から約26年を経て映画化が話題のマンガ『SLAM DUNK』。この作品内の時間の進みは、山王工業戦までで、わずか「4ヵ月」の出来事です。では、その進行を紹介します。
第1巻は、主人公の桜木花道が4月、湘北高校に入学するところから物語はスタート。すぐにバスケ部に入部しますが、未経験者のため基礎練習を1週間みっちりやらされます。
その後、陵南高校との練習試合や宮城リョータの退院、三井寿らとのケンカからのバスケ部復帰。この約1週間後の5月19日に行われた神奈川県予選1回戦に三井は出場しているので、その素質はさすがです。しかし、6月27日の決勝リーグでの陵南戦で、三井は試合中に倒れ、自分の体力の無さに「中学の財産でやってるようなもんだ」と嘆いたので、まだまだ調整ができていなかったようです。
そして8月1日から行われるインターハイに出場が決まった湘北は、その10日前に静岡へ合宿。桜木は、体育館に残り2万本シュート練習に励みます。1週間で2万本を達成すると時を同じくして合宿からメンバーが帰ってきました。
その後1回戦の豊玉高校戦は8月2日、描かれた最後の試合となる2回戦、山王工業戦は翌3日になっています。
そして桜木のリハビリしている姿で完結しますが、この期間はわからないものの、物語が4月初旬にスタートとした場合、山王戦までで4ヵ月。桜木の成長速度がおそろしく早かったことがわかります。