【漫画】寒い日に疲れて帰宅 気合いでお風呂後、こたつで鍋焼きうどん!「最高」「ほっこり」
寒いなか帰宅した週末の夜、こたつで動けなくなった主人公。お風呂に入ったりご飯を作ったりしたいのに、なかなかできません、しかし意を決して立ち上がり……。Twitterで公開されたイラストレーター・井田千秋さんのマンガに癒やされます。
こたつのある部屋でまったり時間 疲れた心が癒やされる!
寒いなか帰宅した週末の夜、すぐにこたつに入って動けなくなった主人公。お風呂に入ったりご飯を作ったりしたいのに、なかなかできません、しかし意を決して立ち上がり、勢いに乗って動き始めました。今日の夕飯は「アルミ鍋焼きうどん」で……。
イラストレーター・井田千秋さん(@dacchi_tt)が「寒い日に頑張った人へ」としてTwitterに投稿した創作マンガ『今週もおつかれさま』が話題です。井田千秋さんは「家と日常」をテーマにしたマンガ『家が好きな人』シリーズを発表しており、さまざまな家とその住人の生活のひとコマがやわらかいタッチのイラストで描かれています。
読者からは「めっちゃいい」「最高です」「この部屋好き」「見てるだけであったかくなる」「疲れた心が癒やされた」などの声があがり、Twitter投稿は1万リツイート、7.3万いいねの反響が集まっています。
作者の井田千秋さんに、お話を聞きました。
ーー井田千秋さんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
書籍企画をいただいたことがきっかけとなりました。お仕事でPRマンガを描く機会はあったものの、個人の創作活動ではなかなか思いきれずにいたので、きっかけをいただきありがたかったです。
企画を始動する前に、今の私が描くならどんなマンガだろう? と自分で確認するような気持ちで作ったのが、同人誌版の『家が好きな人』でした。
ーー『今週もおつかれさま』のお話はどのように生まれたのでしょうか?
私のマンガは、室内の様子を見せることをスタートにしていたので、空間ありきで話を考えます。まず「和室とこたつのお部屋」を描くことを決めました。それに合わせて、「冬に温かいご飯を食べる」というシンプルな話を描くことにしました。
ーー何気ない生活のひとコマが優しいイラストで表現されていてほっこりしますが、マンガを描くうえで心がけていることなどはありますか?
見る人に親近感を感じてほしいのと、自己投影しやすいキャラクターになってくれたらという気持ちもあり、あまりキャラクター性を強くしすぎないようにしています。
あとは、どんな時に見てもできるだけストレスのない作品になればと思っています。私自身があまりちゃんとした生活を送っていないこともあって、隅から隅までオシャレだったり、きちんと整頓されていたり……というよりは、生活感を感じられるとか、多少の雑さも見え隠れする様子に安心するので、自分の作品でもいい塩梅で表現できたらと考えてます。
例えば今回のお話の場合、ネームではお鍋を作ってシメまで食べる予定でしたが、疲れて帰ってきたら、もっと手軽な方が良いかとアルミの鍋焼きうどんに変更しました。もちろん頑張って料理することもすばらしいのですが、今回のお話は特に気楽なさまを描きたかったです。実際にできているか分かりませんが、良い意味で毒にも薬にもならない話になればということを、頭の隅に置いています。
ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
「風呂に入ればこっちのもんよ」というセリフへ反応をたくさんいただきました。軽い気持ちで書き足したセリフでしたが、お風呂に入る面倒くささとか、終えてしまえば無敵な気持ちとか……同じ人がたくさんいるんだなとうれしかったです。
また、「男女どちらともとれる」というご感想が印象的でした。おそらく女性だろうとお分かりいただけるキャラクターではあると思うのですが、どちらと重ねても読めるお話だなと、うれしいご感想であり新しい発見でした。
ーー本作も含まれた単行本『家が好きな人』が2023年2月1日に発売予定です。収録内容や見どころなどをご紹介いただけますか?
1、2章は概ねネットや同人誌で公開した作品となり、3~5章は未公開作品です。5軒の家と住人の生活の断片を描きました。家の様子や、それぞれの生活スタイルを楽しんでご覧いただけたらうれしいです。
気楽な気持ちで1日の終わりにリラックスして読んでいただけるような、そんな本になったと思います。読んで下さった人が少しでもいい気分になっていただけたらうれしいです。
ーー今後の創作活動について教えて下さい。
『家が好きな人』のような作品群も描きたいですが、2023年はエッセイ集など少し趣向を変えた本を作れたらと思っています。今後も生活や家にまつわる作品を長く描き続けていきたいです。
(マグミクス編集部)