2023冬アニメ、もう2期放送・3選 「早く見たすぎて無理」「1月も激アツ!」
1月から順次放送が始まっていく、2023冬アニメ。豊作だった秋アニメの陰に隠れてしまうかと思いきや、負けず劣らず良作ぞろいなのをご存じでしょうか。特に、近年放送された人気アニメの第2期が多いのも、冬アニメの特徴といえそうです。この記事では、2023冬アニメのなかで、待望の2期を3作品ご紹介します。
年末年始に1期をおさらい、歳明けは録画セット必須!
堂々とのんびりできる年末年始、たまっていた秋アニメを一気見している方もいるのではないでしょうか。しかし、冬アニメには人気作品の2期が、数多く放送予定となっています。できれば秋アニメだけでなく、冬アニメで放送される2期の予習もしておけば、2023年からのアニメ観賞がはかどることうけあいです。この記事では、2023冬アニメのなかで、近年放送された作品の2期を3作品ご紹介します。SNSでも「2期とはありがてえ」「冬アニメは楽しみいっぱい」と評判です。
●『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2』(1月11日~放送)
ゲーム初心者の本条楓(ほんじょう・かえで/CV:本渡楓)は、「メイプル」という名前で人気のVRMMO「NewWorld Online」に参加。しかし、「痛いのは嫌」と、ステータスポイントをVIT(防御力)に極振りしてしまうメイプル。すると、痛くないどころか、さまざまなスキルを身につけ、メイプルはどんどん強くなっていきます。
その強さから、やがて「ラスボス」「歩く要塞」と呼ばれるようになったメイプル。親友のサリー(CV:野口瑠璃子)とギルド「楓の木」を立ち上げ、イベントのパーティーバトルで第3位に入賞するほどの強さを誇るように。そしてある日、「NewWorld Online」に新たな階層が実装されて――?
『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2』は、Web小説サイト「小説家になろう」発のライトノベル小説(著:夕蜜柑、イラスト:狐印/KADOKAWA)が原作のアニメです。鉄壁の防御力だけでなく、変なレアスキルを次々と手に入れていくメイプルが、再び「ノーダメージな大冒険」へと旅立ちます。
メイプルはゲーム初心者であるため、「経験値を稼いで、どんどん強くなる」という王道の進め方ができません。ひたすら防御力を強化し、変なスキルを得ていくのですが、それがなぜか功を奏してかなりの強キャラに。まったりと笑顔で敵を倒していくメイプルは、第1期でも運営陣に目をつけられるほどの好成績を残しました。
第2期である本作では、ゲーム世界に新しい階層が実装され、メイプルがさらにのびのびと活躍してくれそうです。公式Webサイトでは、新たな仲間との出会いや、かつてのライバルとの共闘も示唆されています。なにより、メイプルはさらに強くなっていくのか、次はどんな珍スキルを手に入れてくれるのか、彼女の「ほんわかクセつよ」プレイに期待が高まります。
この作品は、AT-X、ABCテレビ、TOKYOMXほかでの放送が決定しています。「dアニメストア」では、1月11日24:00から地上波先行・最速配信を予定。「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」「U-NEXT」他、その他配信サイトでは1月18日以降順次配信予定です。
●『魔王学院の不適合者 II ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~』(1月7日~放送)
人や魔族、精霊たちとの闘争に飽き、転生することにした暴虐の魔王「アノス・ヴォルディゴード」(CV:梅原裕一郎)。2000年後に目覚めた彼は、魔王候補を育てる「魔王学院」に入学しますが、そこに通う子孫たちは弱い者ばかり。
学院もアノスの力を見抜けず、彼を「不適合者」と判断する始末。そんななか、彼を慕う少女・ミーシャ・ネクロン(CV:楠木ともり)とともに、アノスは魔族たちにその力を見せつけていきます。最終的には、人と魔族との戦争をも止めたアノスでしたが、四邪王族のひとり、エールドメード・ディティジョン(CV:小山力也)が、教師として現れて――?
『魔王学院の不適合者 II ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~』は、Web小説サイト「小説家になろう」発のライトノベル(著:秋、イラスト:しずまよしのり/KADOKAWA)が原作のアニメです。原作のシリーズ累計部数は、2022年時点で220万部を突破した人気作品。アノスのあまりの「俺TUEEE」ぶりが話題となった本作の第2期が、1月から放送されます。
魔王がその子孫の学校に通うという、珍しい設定の本作。学院の女の子たちからもモテまくり、最終的には戦争まで止めてしまうスケールの大きい第1期は、2020年7月から放送されました。そんな暴虐の魔王・アノスが、「俺が蘇らぬと思ったか?」のセリフとともに、本作で蘇ります。
アニメ化されるエピソードは、原作でも人気の高い「大精霊編」で、新キャラ・大精霊レノ(CV:阿澄佳奈)も登場。そして、暴虐の魔王を滅ぼすという「神の子」が、魔王学院にいるというのです。「手加減を覚えた(?)」というアノスと、アノスを滅ぼすという神の子。本作では、どんな大バトルを繰り広げてくれるのでしょうか。
この作品は、TOKYOMX、読売テレビ、AT-Xほかでの放送が決定しています。「dアニメストア」では、1月7日24:30から地上波同時・単独最速配信を予定。「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」「U-NEXT」ほか、その他配信サイトでは1月14日以降順次配信予定です。
●『吸血鬼すぐ死ぬ2』(1月9日~放送)
吸血鬼退治人・ロナルド(CV:古川慎)は、有能な吸血鬼退治人(バンパイアハンター)。端正な見た目と抜群の運動神経を仕事に生かし、その経験を『ロナルドウォー戦記』にしたためています。そんなロナルドのもとに、ある日不死身の高等吸血鬼、ドラルク(CV:福山潤)が転がり込みます。
ドラルクは住んでいたお城が崩壊してからというもの、ロナルドの事務所に居候していたのでした。ロナルドの使い魔・ジョン(CV:田村睦心)も加わり、事務所はとても賑やかに。そんなある日、ロナウドはうっかり、ドラルクが遊んでいたゲーム機のコンセントを抜いてしまい――?
『吸血鬼すぐ死ぬ2』は、マンガ『吸血鬼すぐ死ぬ』(作:盆ノ木至/秋田書店)を原作としたアニメの第2期です。原作は、2022年12月時点で累計部数300万部を突破した人気作品。本作では、「ロナルドが不注意でゲーム機のコンセントを抜き、ドラルクがすねて家出する」という、なんとも日常感あふれる第1話から物語が始まります。
第1期の放送は2021年10月からであり、それから1年と数か月ほどで第2期が始まった本作。第1期がまだ記憶に新しい方もいるのではないでしょうか。不死身のくせにすぐ砂になるロナルド、トンデモ吸血鬼たちから新横浜の平和を守りたいロナルド、相変わらずかわいいジョン……。PVやWebサイトの雰囲気を見ると、第1期のテンションをしっかりと受け継いだ作品になりそうです。
また、全裸にマントといういでたちのゼンラニウム(CV:大塚明夫)、野球拳文化を広めたい野球拳大好き(CV:千葉繁)など、いい声のトンデモ吸血鬼たちも健在。本作では、新たに下半身透明(CV:島崎信長)という、名前からしてトラブルを起こしそうな吸血鬼も登場します。
なお、本作のオープニングテーマは、福山潤さんの5thシングル「NEW DRAMA PARADISE」。エンディングテーマは小野大輔さん・近藤孝行さんのヴォーカルユニット「TRD(トラッド)」の2ndシングル「Cozy Crazy PARTY!」です。気負わず楽しくみられるギャグアニメを見たい方は、第1期とあわせてぜひ。
この作品は、TOKYOMX、tvk、AT-Xほかでの放送が決定しています。「ABEMA」では、1月9日22:30から地上波先行・独占先行配信を予定。「Amazonプライム・ビデオ」「dアニメストア」「U-NEXT」他、その他配信サイトでは1月12日以降順次配信予定です。
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近年放送された人気作品だけでも、これだけ待望の2期がひしめき合っている冬アニメ。話題の新作や3期以降の放送も考えると、秋アニメと比べても、アニメ視聴を休む暇はあまりないかもしれません。気になる作品のおさらいだけでも、年始に済ませておくことをお勧めします。
※配信状況は記事掲載時点のものです。
(新美友那)