【漫画】子供の頃にもらった「サンタのたね」が、父親になり「開花」心温まる物語が泣ける
クリスマスイブの夜に、サンタクロースから「たね」をもらった少年。翌朝プレゼントに喜んだ少年は、その後成長して大人になり、そして父親となり……。Twitterで公開された526さんのマンガが素敵な展開で「泣いた」と反響を集めています。
クリスマスに子供を喜ばせたい親の気持ちを表現「素敵」「泣いた」
夢か現実か、クリスマスイブの夜にサンタクロースと遭遇した少年は、不思議な力で眠りにつきました。サンタクロースは少年の胸元に「たね」をそっと置き、去っていきました。翌朝プレゼントに喜んだ少年は、その後成長して大人になり、そして父親となり……。
12月24日のクリスマスイブに、526さん(@Kojiro337)による創作マンガ『サンタクロースのたね』がTwitterで公開されました。子を思う親の気持ちがセリフなしの幻想的な表現で描かれた、心温まる作品。読者からは「素敵」「いい話」「泣いた」「人は皆サンタになれる」「うちの子にもたねが引き継がれていくといいなあ」などの声があがり、Twitter投稿は6.3万いいねの話題作となっています。
作者の526さんに、お話を聞きました。
ーー『サンタクロースのたね』は心温まる素敵なお話でした。このお話を描こうと思ったきっかけを教えて下さい。
子供の頃はプレゼントをもらう側だったけど、時間が経つにつれて「あげたいと思う」側になっていく、「どこにでもいる人」のお話を描きたいと思い、今回のマンガを描きました。
ーーサンタクロースがくれた「たね」が花を咲かせる描写が印象的でした。この描写にはどんな思いが込められていますか?
例えば食べ物に対して、小さい頃は苦手だったけれど、ふと食べてみたくなる瞬間があるかと思います。(好きになるかどうかは別として)この理由もなく起こる「ふと」は、花が開花する瞬間みたいなものだなと思い、このような描写にしました。強制ではなく、自然と相手を思う気持ちが生まれる瞬間を描きたいと思いました。
ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
「私も花が咲いた」や「私のなかにもきっとたねがある」など、お子さんのいる方からのコメントが印象的でした。「たね」がつながっていくとうれしいです。
ーーマンガやその他で、今後の活動のご予定について教えて下さい。
いつもは3~4ページのマンガを描いていましたが、今回のような少し長いマンガも増やしていきたいです。また、2022年はイベントなどにあまり参加できませんでしたが、2023年は人と交流できるようなイベントにも参加していきたいと思っています。
(マグミクス編集部)