『ワンピース』覚醒のリスクが高すぎる「悪魔の実」 むしろハイリターンに期待するべき?
『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する「悪魔の実」の能力者には覚醒と呼ばれる一段階上の能力が存在します。特に「動物系(ゾオン)悪魔の実」の能力者が覚醒すると、現れるとされる羽衣について考察します。
ロブ・ルッチの「ネコネコの実」のモデルは「レオパルド」じゃない?
『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する「悪魔の実」の能力者は、覚醒と呼ばれるワンランク上の能力があります。この覚醒について、「動物系(ゾオン系)悪魔の実」が覚醒中は羽衣のようなものをまとっているのではないか、という仮説が読者の間で立てられています。
※この記事には「週刊少年ジャンプ」2023年2号に収録されている『ONE PIECE』1069話の内容を含みます。
そもそも「覚醒」の定義は明確に明かされておらず、最低条件として能力者自身が心身ともに「悪魔の実」へ宿る能力を鍛えあげ、使いこなせていなければ到達することができないとされています。
「動物系悪魔の実」は覚醒した際のリスクが高く、失敗すれば「悪魔の実」に人格を取り込まれてしまう危険性が示唆されています。しかし、失敗のリスクが高いということは、成功した際のリターンに期待が高まるものです。
そして、ルフィが覚醒した、とされている描写には常に羽衣のようなフワフワしたものが描かれています。同じく覚醒しているであろうカイドウも、羽衣のようなものをまとっている描写があったため、読者の間で「覚醒すると神のような羽衣が付くのでは?」という仮説が立てられました。
それでは、「ワノ国編」で登場した「イヌイヌの実」の能力者であるヤマトや、「エッグヘッド編」で再登場した「ネコネコの実」の能力者・ルッチはどうでしょうか?
ヤマトは、はっきりと「覚醒した」という描写はありません。しかし、ルフィやカイドウと共通する羽衣のようなものをまとうシーンが描かれていたことから、覚醒はすでにしている、という意見が多いようです。
ルッチの場合は、「エッグヘッド編」1069話で「覚醒フォルム」として黒い羽衣をまとった姿が描かれています。また、シャカがルッチの覚醒した姿を見て「珍しい事例」と口にしたことから、人格を保ったまま覚醒できることが、まれであることが明かされています。
また、「なぜ覚醒すると羽衣をまとうのか?」という疑問も上がってくるのではないでしょうか? これは推測でしかありませんが、「悪魔の実」のモデルに関係している可能性が高そうです。現在、「動物系悪魔の実」の能力者で覚醒が確認できているのはルフィとカイドウです。ルフィやカイドウの「悪魔の実」のモデルが神であることから、覚醒できる「動物系悪魔の実」は、モデルが神であると結論付けることができそうです。
ヤマトは覚醒について明言されていませんが、この法則が正しければ、モデルが大口真神(オオクチノマカミ)と記載されていることと、羽衣をまとっている様子から、覚醒していると言えます。
もしこの仮説が事実であれば、ルッチの「ネコネコの実」もモデルが神なのではないか、と読者の間では、「モデルは豹尾神ではないか?」「フラウロス(豹の姿で現れる悪魔)の可能性もありそう」などと、新たなモデルを予想する声もあがっています。
(マグミクス編集部)