名作アニメ『魔女の宅急便』のモデル ヨーロッパの美しき街と建物を検証!
時計台のモデルは、ノーベル賞授賞式が行われる建物?
キキが暮らすパン屋は、ヴィスビーにある「Kranku Te & Kaffe」という1977年創業のティーショップが部分的に似ていて、参考にした可能性があります。屋根の形や瓦、その厚み、ショーウインドウとひさしの形、ショーウインドウ下の壁の色が異なる様子。石と木材の組み合わせも、ヴィスビーの家々に見られる建築特徴です。
飛行船を追って海辺に行くシーンでは、白砂のビーチにエメラルドグリーンの美しい海が描かれています。幅の狭いビーチのすぐ側まで草むらがせまり、草むらとビーチに段差がある独特な地形。そこにキキとトンボが腰掛けて話すシーンがありました。これらもゴットランド島のビーチの特徴と似通うものです。
次に、ストックホルムを見ていきます。
北欧最大の都市ストックホルムは、メーラレン湖に浮かぶ島々で構成されていることが意外と知られていないのではないでしょうか。湖と石造りの古い建物が織りなす景観がとても美しく、「水の都」とも呼ばれています。島々は橋でつながれていて、高台からみるその景観は、キキが島の上空を飛んでいる時に描かれている、島と島に橋がかかった景観を彷彿とさせます。

同アニメの象徴的な建物「時計台」は、ストックホルムにある有名な建物をモデルにしていると考えて良いでしょう。ノーベル賞の授賞式でよく知られる建物です。
ノーベル賞の授賞式は、同市の市庁舎で行われます。高くそびえる塔に時計はついていませんが、塔の先端部の形、明かり採り、緑色の屋根と壁の色合い、屋根下の壁面に2段になった小窓が並ぶ様子、建物下部のアーチ型の回廊と、類似点がかなりあります。









