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『ドラゴンボール』もし悟空が「卑怯な性格」だったら どんな敵にも勝てた説は本当か

少年マンガの名作『ドラゴンボール』の大きな魅力のひとつは、鳥山明先生の描く迫力あるバトルシーンです。王道バトルマンガの金字塔的作品として世代を超えて愛されており、今もなお人気は衰えていません。しかしネット上では「悟空が卑怯な性格なら誰にでも勝てるのでは?」という声があがっています。

結局は真っ当に強くなるしかない…?

清い心が愛される主人公 画像はアニメ『DRAGON BALL』DVD#1(ポニーキャニオン)
清い心が愛される主人公 画像はアニメ『DRAGON BALL』DVD#1(ポニーキャニオン)

『ドラゴンボール』といえば、王道バトルマンガの金字塔とも呼べる作品です。鳥山明先生が描く迫力あるバトルシーンは世代を超えて愛され、1995年の「週刊少年ジャンプ」連載終了から25年以上を経た今も人気が衰えることはありません。

 ネット上では『ドラゴンボール』に関する話題がさまざまに議論されていますが、なかには「悟空が卑怯な性格なら誰にでも勝てるのでは?」という説も。「敵と真っ向勝負をするのではなく、瞬間移動してかめはめ波や元気玉で不意打ちをすれば簡単に決着がつくはず」という意見は、果たして的を射ているのでしょうか。

 たしかに瞬間移動して奇襲すれば、ほぼ確実に攻撃は当たるでしょう。しかしそれで勝てるほど『ドラゴンボール』の敵キャラは甘くないようで、「再生能力がある敵には意味がない」との反論の声があがりました。たとえばセルや魔人ブウなどは再生能力があります。悟空はセルに対して瞬間移動から至近距離でかめはめ波を放ったこともありますが、倒すことはできませんでした。

 また「元気玉は最初から不意打ちでしょ」との意見もあがりました。元気玉はエネルギーを集めるのに時間がかかるためもともと不意打ちに近い側面があります。フリーザや魔人ブウに使った時も、敵にバレないように元気玉を作っていました。

 ネット上では「そもそも実力差があると攻撃しても倒せない」「強敵相手に攻撃が通じるレベルまでは強くならなければいけない」という意見が多くあがっています。圧倒的な実力差がある場合は、不意打ちをしても攻撃そのものが通用しないこともあります。チャオズやベジータなどは自らの命を犠牲にして相手を倒そうとしたことがありますが、成功しませんでした。

 また、悟空が本当に卑怯な性格だったとすると、ストーリー展開に影響が出る可能性も……。清い心がなければ筋斗雲には乗ることさえできず、もし悪の心が少しでもあればアックマンのアクマイト光線で倒されていたはずです。またカリン様が悟空を神様に会わせるのを決めたのも、悟空が「強くたくましく、なにより心が清い」からでした。「そもそも卑怯な性格なら修行もサボって強くなれなさそう」との意見もありました。何より、『ドラゴンボール』は、ここまで長く愛される作品になっていなかったでしょう。

(マグミクス編集部)

【画像】凶悪すぎた! 絶望的に強かった敵たち

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