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「ジャンプ」王道、主人公が成長→全盛期へ! 「成長途中で終わる」「過ぎちゃった」も多い!?

少年マンガといえば、主人公が成長して全盛期を迎え、敵をやっつけていく姿を想像する人が多いのではないでしょうか? しかし連載終了時の段階でもいまだ成長中であったり、連載開始前に全盛期を過ぎてしまったりする主人公もいます。

意外と多かった主人公が「全盛期」じゃない作品

シリーズ史上最高のスケールで描かれた映画『銀魂 THE FINAL』ポスタービジュアル (C)空知英秋/劇場版銀魂製作委員会
シリーズ史上最高のスケールで描かれた映画『銀魂 THE FINAL』ポスタービジュアル (C)空知英秋/劇場版銀魂製作委員会

 少年マンガ、特に「週刊少年ジャンプ」作品といえば、主人公が成長して全盛期を迎え、強敵をやっつけていく姿を想像する人が多いのではないでしょうか? しかし意外にも連載終了時の段階でも能力を発揮しきれていなかったり、連載開始前に全盛期を過ぎてしまったりという主人公もいます。今回は主人公が「全盛期ではない」マンガをピックアップしました。

 まずは、『銀魂』から。舞台は江戸時代末期で、主人公の坂田銀時は万事屋という商売を営んでいます。普段は無気力で、やる気のなさに仲間からツッコまれるシーンも。しかし銀時はかつて起こった戦争の中で生き残った凄腕剣士であり、その強さから「白夜叉」と呼ばれていました。ネット上では「今の銀さんでも十分強いはずなのに、全盛期がこれ以上となると恐ろしい」「白夜叉時代だったら作中でも最強では?」と、過去の銀時の圧倒的な強さが評価されていました。

 また「続編にも出てきてさらに強くなってるパターンもある」という声も。たとえば『NARUTO-ナルト-』の主人公・うずまきナルトは、住んでいる里のなかで最も偉大な忍者である火影になることが目標でした。はじめは落ちこぼれで、周りの皆ができる忍術すらまともにできないほど。しかし、最終話では見事火影として活動する姿が描かれていました。本編では火影としての実力は見られませんでしたが、その後続編として始まったナルトの息子が主人公の『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』では、火影らしい貫禄と強さを見せています。

「スポーツ系で引退まで描かずに終わったマンガは大体そうなんじゃないか?」との声も。たとえば『SLAM DUNK(スラムダンク)』は、主人公である桜木花道が最終回の時点で選手生命を終わらせていません。最終回では全国大会の3回戦目で大敗してしまい、大会後の先輩や同級生の展開を解説して物語は終了しました。「あれから10日後」というスピンオフもあるものの、花道はまだ進級前でリハビリに取り組んでいる段階。進級してさらに練習を積むことによりパワーアップすると思われるので、全盛期はまだまだ先の話かもしれません。

 他にも『魔人探偵脳噛ネウロ』の主人公であり魔人の脳噛ネウロは、物語が進むにつれて弱体化するという設定です。「魔界にいた頃の全盛期だったら他のジャンプキャラでも勝てないのでは?」などと語られています。また『SAKAMOTO DAYS』の主人公・坂本太郎も、引退後の殺し屋というキャラクター。それでも作中では無敵に近い実力を見せており、「こんなに太っててもまだ強いとは……」と驚きの声がたびたびあがっています。

(マグミクス編集部)

【画像】全盛期はとうの昔…「オジサン」が主人公(4枚)

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