【漫画】死んだはずの娘が、母の誕生日に帰宅! 理由に「怖いけど悲しい」「切なすぎる」
ある日「ただいま」と誰かが帰ってきました。すでに家を出て暮らしている娘のアキが、自分の誕生日に帰ってきてくれたと思った母親ですが、帰宅したのは死んだアキの姉・ナツだと分かり……。Twitterで公開された的野アンジさんのホラーマンガが切ない結末です。
娘の死の真相と母への思いとは? 結末が泣ける

ある日家にいた母親は「ただいま」という声を聞きました。声の主はすぐにトイレに入り姿を見せません。すでに家を出て暮らしている娘のアキだと思い、「お母さんが誕生日だから?」と喜びますが、話をするうち、帰宅したのはアキではなく、死んだアキの姉・ナツだと分かり……。
的野アンジさん(@matonotoma)による創作マンガ『死んだはずの娘が、帰ってきた。』がTwitterで公開されました。本作は「週刊少年サンデーS」および「サンデーうぇぶり」にて連載中のオムニバスホラーマンガ『僕が死ぬだけの百物語』からのエピソード。亡き娘の生い立ちや死の真相、母への本当の思いが会話を通して明らかになっていきます。
読者からは「つらい」「涙が出た」「ホラーというより、とても悲しい愛のお話」「最後ものすごく切ない」「ナツの気持ちがまだ母親に伝わってなさそう」などの声があがりました。Twitter投稿は7200件を超える「いいね」がついています。
作者の的野アンジさんに、お話を聞きました。
ーー『死んだはずの娘が、帰ってきた。』のお話はどのように生まれたのでしょうか?
死んだはずの人が帰ってきたら恐ろしいな、と思い考えました。負い目のある相手だと、復讐されるのでは? とさらに不安になります。
ーーナツの思いが伝わる切ないラストでしたが、ラストの描写に込めた思いを教えて下さい。
実際に憎んでいた相手が死んだあと、自分の元へやって来たら、かなり恐ろしいと思います。何を言われても恐怖に変わります。そんななかでどうすることが一番ナツの気持ちを伝えられるかを考えた時に、今回のラストになりました。
ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
白黒マンガなので、何の花なのかは分からないかなと思っていましたが、それを見つけてきて下さる方がいてうれしかったです。

ーー『僕が死ぬだけの百物語』の最新巻・5巻が発売中です。5巻の収録内容や見どころなどをご紹介いただけますか?
百物語がうまくいくのなら、ここでついに折り返しです。主人公のユウマの周りで起こる出来事も加速していきますので、ご注目いただけたらと思います。
ーー2023年の活動のご予定や、挑戦してみたいことなどについて教えて下さい。
『僕が死ぬだけの百物語』はオムニバスマンガなので、毎回違った話を描いていいのですが、2023年はこれまでのどれとも違う新しい話が描けるよう頑張りたいです。
(マグミクス編集部)