『ワンピース』シャンクスは「ゴムゴムの実」の正体を知っていた? 名俳優並みの演技に「怖っ!」
『ONE PIECE(ワンピース)』で描かれる、「ワノ国編」から「エッグヘッド編」にかけて、ルフィが食べた「ゴムゴムの実」の真実が明かされ、話題を集めています。元の持ち主・シャンクスはこの事実を知っていたのでしょうか?
能力者だったから、シャンクスは「ゴムゴムの実」を食べなかったのか?
幼いルフィと赤髪海賊団のからみからストーリーが展開される『ONE PIECE(ワンピース)』。10年以上前、フーシャ村に滞在していた赤髪海賊団の戦利品「ゴムゴムの実」を食べてしまったことからルフィの海賊人生がスタートします。
しかし、ここで疑問が出てきます。シャンクスはどうしてルフィが「誤って」食べてしまえるような場所に「ゴムゴムの実」を置いていたのでしょうか? この記事では、シャンクスと「ゴムゴムの実」の関係性について考察します。
※この記事には「ワノ国編」までの内容を含みます。
まず、シャンクスはどういう経緯で「ゴムゴムの実」を強奪したのでしょうか? 作中でラッキー・ルウが「敵船から奪った」と発言し、元CP-9のフーズ・フーが「たった一度のミスで苦労した」と話しています。シャンクスが、ただの海軍の護衛船を理由もなく襲う、というのはまず考えにくいでしょう。「ゴムゴムの実」を強奪するために護衛船を襲ったのは間違いないでしょう。
しかし、なぜシャンクスは「ゴムゴムの実」を奪おうと考えたのでしょうか? 作中で、世界政府との深いつながりがありそうな様子も描かれていることから、「ゴムゴムの実」の正体について何かしらの情報を入手していても不思議ではありません。シャンクスは「ゴムゴムの実」が「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル:ニカ」であることを知っていたのでしょうか?
もし、「ヒトヒトの実」であることを知っていたならば、シャンクス自身が「悪魔の実」を食べなかった理由が気になります。いまのところ、読者の間ではシャンクス自身が食べなかった理由としてふたつの説が唱えられています。
ひとつ目は、シャンクス自身が、すでに別の「悪魔の実」を食べていた説です。作中では、読者から「瞬間移動できなければ、無理だろう」と思われるような行動が何度も描かれています。「『トキトキの実』の能力で飛んできたんじゃない?」「出てきてないけど、瞬間移動できる『ワプワプの実』の能力者とか?」などと、シャンクスの能力について考察する声もあがっています。
しかし、シャンクスが「悪魔の実」の能力者なのであれば、第1話のルフィを助けたシーンはどういうことなのでしょうか? この時のシャンクスは、ほかの能力者が海に入った状態とは違い、かなり冷静でおぼれている様子もありません。いくらシャンクス自身の能力が高いとはいえ、「悪魔の実」の性質に打ち勝つことは難しいでしょう。このシーンを素直に受け止めるならば、シャンクスは「悪魔の実」の能力者ではないのかもしれません。
ふたつ目は、誰かにあげるためだったという説です。厳重に守られていた「悪魔の実」ですから、希少価値は確実にあります。世界政府などの大きな組織と取引をする際の取引材料としてひとまず奪った、という可能性もありそうです。
そこまでして手に入れた「ゴムゴムの実」なのに、やすやすとルフィのおやつにされてしまったことについて、違和感を覚える読者が多いようです。「わざとルフィに食べさせたのでは?」という意見もありますが、「ゴムゴムの実」を食べたルフィの姿に驚く様子はあまりにリアルでした。あのリアクションが演技だったのであれば、「シャンクスの行動すべてが嘘だったのでは?」と疑いたくなるほどです。
果たして、ルフィが「ゴムゴムの実」を食べたのは、偶然だったのか、計画されたものだったのか。シャンクスの真意が明かされる日は来るのでしょうか?
(マグミクス編集部)