「はがねのつるぎ」が中盤戦の合図! RPGで「アガる」定番要素4選
『ドラクエ』や『FF』を始めとするRPGの数々は、なぜ多くのプレイヤーを魅了したのか? それは、名作とされるRPGには必ず「プレイヤーがワクワクする瞬間」が用意されているからです。往年の名作が当時のゲーム少年たちを魅了した「ワクワク」のなかから、4つの要素を振り返ります。
RPGはいつだってワクワクに満ちている
『ドラゴンクエスト』を機に花開いたと言える、日本の家庭用ゲーム機におけるRPGブーム。さまざまなタイトルをプレイしていて「そうそう、これが味わいたくてやってるんだよ!」とテンションが上がった覚えはありませんか? そんな「往年のRPGでアガった瞬間」4選を紹介します。
●シリーズの定番装備やアイテムをゲット!
『ドラクエ』や『ファイナルファンタジー』などのシリーズ作品を遊んでいると、そのうち「シリーズにおける定番」のようなものが分かってきます。そうした要素のひとつが「シリーズをまたいで登場する武器や防具」ではないでしょうか。
初期の『ドラクエ』シリーズを代表する武器といえば「ロトのつるぎ」や「てんくうのつるぎ」かもしれませんが、筆者は「はがねのつるぎ」が好きです。ゴールドを貯めてこれを買って装備するたびに「いよいよ中盤戦の始まりだな!」と感じるんですよね。初期の『FF』シリーズでいうなら、ミスリル装備がこれにあたるでしょうか。
同様に、物語が終盤に入ったことを感じさせる定番装備もありました。筆者にとっては『ドラクエ』の「ちからのたて」や「けんじゃのいし」、『FF』の「ディフェンダー」や「イージスのたて」などがそうでした。
今書いていて気が付きましたが、守りの要素がある装備(や道具)ばかりですね。当時のプレイスタイルが思い出されます。守勢に回り過ぎて、勝てるはずのボスにもなかなか勝てなかったりしました……。
●フィールドやバトルのBGMが変わって胸アツ!
ストーリーの進行に応じてフィールドや通常バトルのBGMが変わると、気が引き締まる思いがしませんでしたか? 『ドラクエII』でムーンブルクの王女をむかえて3人パーティーになるとフィールドの曲が変わって曲調から寂しさがなくなったり、『ドラクエIII』でギアガの大穴の先に広がる「あの世界」で聞きなれた曲を耳にした時も「これはどういうことなんだ!?」と曲だけで驚かされたのを思い出します。
また、『FFIV』でラストダンジョンの最下層付近まで進むと、通常バトルの曲が中ボス戦の曲に変わる演出も印象に残っています。一切テキストを使うことなくBGMだけで「ヤバいヤツがうようよいるところに来てしまった…」と”分からせ”られる、すばらしい演出だったと思います。
そして筆者はそれと同じくらい「バトル曲のバリエーションがとことん豊富」なRPGも大好きです。『ゼノブレイド』シリーズや『真・女神転生』シリーズ、『ペルソナ』シリーズなど、こちらの特徴は今日のタイトルでもしばしば見られますね。