『ワンピ』で一番盛り上がるのは「戦闘開始」シーン? 名演出多く人気
最終章に突入して、さらなる盛り上がりを見せる『ONE PIECE』では、これまでさまざまな名シーンが描かれてきました。ネット上では、「実は戦闘開始時に名シーンが多い」と話題になっています。ルフィがシャーロット・カタクリに一騎打ちを挑むシーンなど、印象的な戦闘開始シーンを振り返っていきましょう。
ワンピースの戦闘開始シーンがかっこよすぎる!
最終章に突入して盛り上がりを見せる『ONE PIECE』(著:尾田栄一郎)には、たくさんの人気の名場面があります。ネット上では、実は名シーンの多い「戦闘開始シーン」に注目する読者が多く、「『ONE PIECE』で好きな戦闘開始シーン」という話題が盛り上がっていました。
多くの支持を集めていたのが、「ホールケーキアイランド編」でルフィが船への通路を断って、「スイート3将星」のシャーロット・カタクリにひとりで立ち向かうシーンです。ルフィはサニー号で待ち伏せしていたカタクリを「象銃(エレファント・ガン)」で捕らえると、もう片方の手で鏡の世界から出てきたシャーロット・ブリュレの首をつかみます。「必ず戻る!!!」「後は頼んだ!!!」と仲間に言い残し、鏡の世界に入ったルフィは「ここなら存分に戦える!!」と、カタクリを仲間たちのところへ行かせないよう、出口である鏡を叩き割りました。
その後ルフィとカタクリは名勝負を繰り広げますが、「ここが一番アツかったかも」「ルフィに惚れ直した」「『うまくやったな』って、あくまで冷静なカタクリもかっこいい」と、名「戦闘開始」シーンとして人気を集めています。
また「ウォーターセブン編」でウソップの敵を打つために、ルフィとゾロ、サンジ、チョッパーが、フランキーハウスに乗り込むシーンが好きだという声も多くありました。メリー号を修理するための資金のうち2億ベリーを、解体屋のフランキー一家に強奪されてしまったウソップは、ひとりで取り返しに行ったものの、返り討ちにあって気を失います。
横たわるウソップに「あのフザけた家……」「吹き飛ばして来るからよ……!!!」と言い残し、ルフィたちはフランキーハウスへと乗り込んでいきました。「4人それぞれのブチギレ顔が並ぶコマも好き」「この話(第329話)はウソップのズタボロになりながらの戦闘もアツいし、見どころだらけ」と、人気を集めています。
他にも、「空島編」にて、神の島・アッパーヤードでエネルが「そっちで消し合うか それとも私が手を下そうか……」と問いかけた際、ゾロとロビン、ワイパー、ガン・フォールの全員が断固拒否し「お前が消えろ」と返答する場面も、「名シーン」と支持されていました。「会話のやりとりが粋」「一斉に刃を向けられたエネルが、全く動揺することなく『不届き』と答えるのもかっこいい」と人気です。
また、エニエス・ロビーで、ルフィがそげキング(ウソップ)に、「あの旗 撃ち抜け」と言って、そげキングが「了解」と即答し、「世界政府の旗」を燃やす場面も有名です。「ルフィの『望むところだァーーっ!!!!』もかっこよすぎる」「ためらいなさ過ぎて気持ちいい」「スパンダムのびっくり顔にスッキリ」と、このシーンに血がたぎった読者が多くいました。
その他にも、「サンジが狼モードのジャブラを蹴り飛ばして登場した後、『誰だ』って聞かれて『狩人』って答えて戦い始めるのかっこよすぎ」「敵側だったけど、青キジがルフィたちに『連行する船がねェんで……殺していくぞ?』って言うシーンが怖かっこいい」「やっぱ、ボンちゃんが一味を逃がすために戦う前の『かかって こいや』が、一番の名場面でしょ」「ローを踏みつけようとしたドフラミンゴの足をルフィが止めて、無言でにらみ合うコマが名演出」「『マリンフォード頂上戦争』が始まる前、白ひげ海賊団が攻めてくることがどれだけヤバい事態なのか煽りまくって、エースの出生の秘密も明かされてからの、コーティング船で海底から白ひげが現れる場面がシビれた」と、さまざまなシーンが人気です。
ルフィは各編のラスボスと何度も仕切り直して戦うことも多く、決戦の火ぶたが切られた後も、各キャラの対決が始まる場面がそれぞれあるため、どこが「戦闘開始」なのかは、人によって解釈が分かれます。とはいえ、「一度戦ってからの再戦も毎回かっこいい」「個人的にバトル開始前の盛り上げが、『ONE PIECE』の一番の魅力だと思う」と、尾田先生のセリフや演出のセンスに、多くの支持が集まっていました。
(マグミクス編集部)