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大ヒット「ジャンプ」作品のキャラ設定あるある「仲間がクールイケメン」「ドSで口が悪い」

「週刊少年ジャンプ」の大ヒットマンガについて、ネット上で「主人公が熱血バカで、仲間がクールイケメンというパターンが多い」と話題になっています。そこで今回は『幽☆遊☆白書』や『NARUTO-ナルト-』、『チェンソーマン』といった人気作品に注目し、それぞれに共通するキャラ設定を見ていきましょう。

「ジャンプ」の大ヒット作品に共通するルールとは?

第1部の続編アニメ化にも期待!『チェンソーマン』 (C)藤本タツキ/集英社・MAPPA
第1部の続編アニメ化にも期待!『チェンソーマン』 (C)藤本タツキ/集英社・MAPPA

 数々の大ヒット作品を生み出してきた「週刊少年ジャンプ」について、ネット上では「ヒット作の設定に共通のパターンがある」と話題になっています。指摘されているパターンのひとつは「主人公が熱血バカ、仲間がクールイケメン」とキャラクター設定です。

 具体的に「週刊少年ジャンプ」の人気作品を見ていきましょう。まずは「ジャンプ」黄金期作品『幽☆遊☆白書』の浦飯幽助は、いわゆる不良でケンカが大好きな「熱血バカ」です。まっすぐで仲間想いの性格は、少年マンガの主人公としては王道パターンです。一方、幽助の仲間である蔵馬はクールで知的なキャラクター。容姿端麗であり、薔薇の鞭を武器にして戦う姿が美しい、特に女性ファンからの人気が高いキャラクターです。

 続いて『NARUTO-ナルト-』の主人公であるうずまきナルトと、ライバルであり親友のうちはサスケのキャラ設定を見ていきます。幼い頃からエリートでクールイケメンのサスケは女子からモテモテでした。対するナルトは落ちこぼれでしたが、両親から受け継がれた尾獣の力と師匠たちの導き、そして何よりまっすぐで熱血バカな性格で修業を乗り越え、どんどん成長していきます。ナルトとサスケの友情物語でもある『NARUTO』もヒットの法則が該当していました。

 現在、第2部が「ジャンプ+」連載中の『チェンソーマン』第1部では、主人公デンジと早川アキにも当てはまります。ふたりは共同生活をしていますが、全く正反対のキャラクターです。デンジは育った環境が特殊で常識や倫理観に欠けていますが、破天荒にしてチームのなかでも圧倒的な精神力の強さを持っています。一方のアキは常識のあるクールイケメンで、同居するデンジやパワーの面倒をみるしっかり者です。

 ネット上では、ほかにも『SLAM DUNK(スラムダンク)』の桜木花道と流川楓、『HUNTER×HUNTER』のゴン=フリークスとキルア=ゾルディックにも当てはまるとの声や、「仲間がクールイケメン」のほかに「ドSで口が悪い」のも共通しているとの意見もあがっていました。

 もちろん、「ジャンプ」からはこのパターンに、ガッチリと当てはまらないヒット作も多数生み出されています。例えば『鬼滅の刃』の主人公・炭治郎は「熱血」と言えるかもしれませんが、「クールイケメン」は3人組の通称「かまぼこ隊」には存在しません。あえて挙げれば、水柱・冨岡義勇がその役割を担っているのかもしれません。パターンに当てはまらないのにヒットしている作品の「ヒットの理由」を探してみるのも面白そうです。

(マグミクス編集部)

【画像】アニメ化が決定している「ジャンプ」の今面白い作品(4枚)

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