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専門家が太鼓判、『ドラえもん のび太の恐竜』は古生物学の進歩が分かる本格恐竜映画

1980年に公開されたドラえもん映画の第1作『ドラえもん のび太の恐竜』は、2006年にリメイク版が公開されています。どうぶつ科学コミュニケーターの大渕希郷(おおぶちまさと)さんによると、「この2作品を見比べると、『古生物学の進歩』が分かる」のだそうです。詳しい話を聞きました。

旧作とリメイク版では恐竜の描き方が変わっている

 今年2019年も、3月1日にドラえもんの新作映画が公開されます。
 
 ドラえもん映画作品は、1980年から春休みに合わせて毎年3月(声優交代の行われた2005年を除く)に公開されてきました。今春公開予定の『ドラえもん のび太の月面探査記』が39作目となります。

『ドラえもん のび太の恐竜』から古生物学の進歩が見えてくる。写真はイメージ(画像:Leonello Calvetti/123RF)
『ドラえもん のび太の恐竜』から古生物学の進歩が見えてくる。写真はイメージ(画像:Leonello Calvetti/123RF)

 ドラえもん映画の記念すべき第一作『ドラえもん のび太の恐竜』は、白亜紀にあたる1億年前の北米西海岸を舞台としてのび太と恐竜ピー助との交流を描いた作品です。2006年には『ドラえもん のび太の恐竜2006』として、リメイクされました。2006年のリメイク版は、2005年にテレビシリーズがリニューアルして以降、初めて製作された映画作品でもあります。

 1980年版の「旧作」と2006年版の「リメイク版」では、声やキャラクターデザインの変化が注目されがちですが、「実は、恐竜の描かれ方の違いにこそ着目してほしい」と、“どうぶつ科学コミュニケーター”の大渕希郷(おおぶちまさと)さんは話します。

 大渕さんは、上野動物園の両生爬虫類館の飼育展示スタッフや日本科学未来館の科学コミュニケーター、京都大学野生動物研究センターの特定助教などを経て、現在はフリーランスのどうぶつ科学コミュニケーターとして、生物に関する執筆活動や講演、科学教室を行っています。

 大渕さん自身、漫画家を目指したこともあるほどのマンガ・アニメ好き。東京在住の頃は、休日は秋葉原で過ごすことが多かったとか。そんな大渕さんにとって、『ドラえもん のび太の恐竜』とそのリメイク版は、「古生物学の進歩が分かる本格的な恐竜映画」だといいます。

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