『ちびまる子ちゃん』「見れたらラッキー」なレアキャラ4選 モデルは実在の有名人!?
誰もが知る国民的アニメ『ちびまる子ちゃん』。個性豊かなキャラクターが特徴的な作品ですが、影が薄かったり個性が弱かったりするせいか、登場回数が少ないキャラクターも数多くいます。今回は、『ちびまる子ちゃん』のレアキャラをご紹介します。
Jリーグ監督から放送作家まで!実在しているレアキャラ
大人気アニメ『ちびまる子ちゃん』のキャラクターは、基本的には個性の強いキャラクターが多いですが、なかには、何度かしか出演したことのない、影が薄いキャラクターもいます。今回は、まる子のクラス「3年4組」にいるレアキャラを何人か紹介します。
●森保監督とともにドーハの悲劇を経験した! 長谷川健太(ケンタ)
まずご紹介するのは、サッカー大好き少年・長谷川健太です。公式サイトの説明文では、「サッカーが大好き」「好きな食べ物はラーメン」と書かれており、どこにでもいそうな男の子の自己紹介文です。
しかし、ケンタは『ちびまる子ちゃん』のキャラクターのなかでも、実はすごい人物としてファンの間では知られています。ケンタは、さくらももこ先生の同級生であり、キャラと同名の長谷川健太さんをモデルに描かれた、実在する人物です。
モデルになった長谷川健太さんは、日本代表のストライカーとしても活躍し、現日本代表監督の森保一監督とともに、「ドーハの悲劇」を経験した元プロサッカー選手。現在はJリーグ・名古屋グランパスの監督を務めています。
作品のなかでは、小学校6年生のときに「清水FC」の選手として全日本少年サッカー大会で優勝し、『ちびまる子ちゃん』の8年後の世界でも優勝し、プロサッカー選手になったことが描かれています。
80年代後半に、さくらももこ先生から「マンガに書いていいですか?」と打診があり、長谷川監督が快諾したことで、作中にケンタが登場するようになったそうです。
サッカーファンなら、登場シーンを目にすると、テンションが上がる方もいるでしょう。
●放送作家となり、さくらももこ先生と約束した夢を叶えた! 平岡秀章(ひらば)
続いてご紹介するのは、「ひらば」という愛称で何度か登場した、平岡秀章です。ちびまる子ちゃんランドの説明では、「血液型:A型」「ひとりで面白いことを考える」ということしか説明されておらず、思わず「こんな人、いたっけ?」と言ってしまうキャラクターのひとりです。
しかし、このひらおかひであきも、実在するスゴい人物なんです。作中では、まる子と一緒に校内放送の企画を考えており、放送作家に憧れを持つようになります。そして、いつかまる子と面白いことをやろうと約束します。
実際にモデルとなった平岡秀章さんは、大人になってから『とんねるずのみなさんのおかげです』『ビートたけしのTVタックル」など、誰もが知るTV番組の構成を担当する放送作家になります。
そして、『ちびまる子ちゃん』『コジコジ』など、さくらももこ先生の作品の脚本も担当しており、アニメでまる子と誓った夢を、現実世界で叶えます。
あまり登場しないひらばですが、実は、『ちびまる子ちゃん』に大きく貢献していたのです。