『ちびまる子ちゃん』「見れたらラッキー」なレアキャラ4選 モデルは実在の有名人!?
やさしい人は目立たない?一度だけ大活躍するレアキャラ
●クラスメイトの罪をかばったことも! 杉浦とくぞう(とくちゃん)
続いてご紹介するのは、「とくちゃん」の愛称で呼ばれている、杉浦とくぞうです。ちびまる子ちゃんランドの説明では、「血液型:A型」「おだやかでやさしい」という説明のみで、もはや、何も説明されていないに等しいキャラクターです。
もう少し調べてみると、お母さんが花屋「花のスギウラ」を営んでおり、よく店の手伝いをしていて、クラスではお花係を務めていることなどのパーソナル情報も出てきましたが、それでもまったくピンときません。
しかし、この杉浦とくぞうは、一度だけ大活躍する回があるのです。それが1995年6月11日放送の「『とくちゃんはお人よし』の巻」というお話。クラスで泥棒騒ぎがあった際、とくちゃんは、犯人の上田くんをかばうために自分が犯人だと名乗り出る、とてもカッコいいシーンがあるのです。
困っている人を見ると放っておけず、頼りない男子の面倒を見てあげる優しさがあるのに、ほとんど登場しないとくちゃん。3年4組の平和は、とくちゃんによって守られているのかもしれません。
●『ちびまる子ちゃん』史上、最もシリアスな「イジメ回」に登場 西村たかし
最後にご紹介するのは、「たかしくん」の愛称で呼ばれている、西村たかしです。『ちびまる子ちゃん』の弱々しいキャラクターといえば、藤木くんや山根くんなどを想像する人が多いと思いますが、西村たかしも、弱々しさでは負けていません。
ちびまる子ちゃんランドの説明では、「血液型:A型」「おとなしくてやさしい」という説明のみで、杉浦とくぞうとほぼ同じ説明文ですが、たかしくんは、いじめられっ子という特徴があります。
1995年10月8日放送の「『たかしくん』の巻」では、お母さんが作ってくれた給食袋を関口や佐々木に取り上げられ、散々いじめられています。
いじめを題材にした話なので、心苦しくて見ていられないシーンもありますが、最もたかしくんの人物像を知ることができる放送回です。『ちびまる子ちゃん』史上、最もシリアスな展開ですが、たかしくんの活躍には目が離せません。
今回紹介したキャラクターだけでなく、とくちゃんに罪をかばってもらった上田くん、たかしくんをいじめた佐々木など、『ちびまる子ちゃん』には、めったに登場しないレアキャラがまだたくさんいます。アニメを見るときのもうひとつの楽しみとして、レアキャラ探しをしてみてはいかがでしょうか。
(稲福竜生)