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マンガアプリ「マワシヨミジャンプ」が「エモさ」を目指した理由とは

あえて、アナログさを表現

――特定のマンガが現れるエリアがあるそうですね。

 全国各地に数か所あります。東京でいえば、亀有駅の近くにあの有名作品が現れる……などです。エリアの数も今後増えていく可能性があります。

――地図上の移動履歴や「マワシヨミ帳」機能を通じて、読者に伝えたいことを教えてください。

 古本を買ったら、文中に前の持ち主が引いた線が残っているときがあります。そのとき、「どんな人だったのか」「どんな気持ちで引いたのだろうか」と思いますよね。とても「エモ」くて「風情」がある、そんな感じを表現したかったです。

作品の感想を記帳することができる「マワシヨミ帳」(画像:集英社)
作品の感想を記帳することができる「マワシヨミ帳」(画像:集英社)

――エモい、風情ですか。

 エモさや風情という言葉は、打ち合わせのときから頻繁に使われていました。現在、地図上に置いているのは本だけです。作品の1話だけをファイルにして置いても構わないのですが、やはり本そのものが置かれている感じが良いかなと。そこで風情を表現しています。

――アプリというデジタルツールで、あえてアナログさを表現しているということですか。

 その通りです。紙媒体の魅力ではなく、マンガをユーザーの気持ちに響かせるためのひとつの「手段」として捉えています。

【画像】位置ゲー感覚でマンガを拾い読み!「マワシヨミジャンプ」の利用画面(6枚)

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