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『幽☆遊☆白書』一番怖いキャラは蔵馬?「味方で良かった」「もともと非情」

「週刊少年ジャンプ」で連載された『幽☆遊☆白書』の魅力のひとつは、個性的な数々のキャラクターでしょう。なかでも蔵馬は穏やかな雰囲気で容姿も良く、高い人気を誇ります。冷静沈着で頭も良く頼りになる存在ですが、ネット上では逆に「絶対に敵にしちゃいけないやつ」として話題です。

ある意味では究極の仲間想い…?

蔵馬がジャケットに描かれた『幽☆遊☆白書 Vol.2』DVD(ハピネット)
蔵馬がジャケットに描かれた『幽☆遊☆白書 Vol.2』DVD(ハピネット)

 1990年から1994年にかけて「週刊少年ジャンプ」で連載されたマンガ『幽☆遊☆白書』は今もなお絶大な人気を誇り、2023年12月にはNetflixで実写ドラマの配信が予定されています。主人公の浦飯幽助をはじめとして数々の魅力的なキャラクターが登場しますが、なかでも人気の高いキャラクターといえば蔵馬でしょう。柔らかな物腰で頭も良く、中性な顔立ちで女性人気も抜群です。しかしネット上では「蔵馬は絶対敵にしちゃいけないやつ」という意見があがっていました。

 なぜ「蔵馬を敵に回したくない」のでしょうか。要因として挙げられていたのは、「仙水編」で小学生の天沼月人と対決したシーンです。ゲームマスター・天沼の能力により、蔵馬たちは「ゲームバトラー」というゲームの世界で天沼と戦うことになります。能力を解除するには、天沼扮する「ゲームバトラー」のラスボス・ゲー魔王に勝たなければなりません。しかしゲー魔王に勝つことはゲー魔王の死、すなわち天沼の死を意味していました。

 自分たちに立ちはだかる敵とはいえ、相手は仙水に利用されていただけの11歳の少年です。しかし蔵馬は「負かすのは気が重い」と言いつつも、「オレは負ける気はない」とはっきりと天沼に伝えています。実際に蔵馬は勝利をおさめ、その際に天沼は命を落としました。

 ネット上では「蔵馬は目的のためならやることをきっちりやるタイプ」という意見が多く見られます。幽助たちと出会う前から蔵馬と手を組んでいた飛影も、かつて蔵馬について「自分に危害を加えようとする者に対する圧倒的な冷徹さはオレ以上だぜ」と語っていました。

 一方で「もともと蔵馬は非情な性格だった」という指摘もあります。深手を負った影響で人間に憑依して人間界で生活していますが、蔵馬の正体は妖狐という妖怪です。魔界にいた頃は「伝説の極悪盗賊」などと呼ばれ、残忍で冷徹な性格は魔界でも有名だったほどです。

 ネット上では他にも「悪と認めたものには一切容赦ないし、実は一番怖いかも」「常に合理的な判断ができるのは、味方なら頼もしい」といった声があがっていました。

(マグミクス編集部)

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