年収5000万!? 巨大化する市場「ゲーム実況」 そのビジネスと楽しみ方の様相は
まるで、友人の家でゲームプレイを見ているかのような楽しみ方が魅力の「ゲーム実況」。YouTubeをはじめ多くの動画サイトで日夜配信されており、大きなコンテンツとして各方面から注目されています。
はじまりは"あのテレビ番組"
ゲーム実況および実況プレイの起源は、2003年に放送開始され、現在も支持の厚い「ゲームセンターCX」(フジテレビONE)といわれています。同番組は、ゲーマーとして知られるお笑い芸人のよゐこ有野晋哉さんが出演し、ファミコンなどのレトロゲームを扱っています。
有野さんが、トークを交えながら誰もが知るような往年のゲームをプレイするというスタイルに影響を受けたと公言する実況配信者は多く、このスタイルがゲーム実況の元になったと考えられます。
主にYouTubeで配信する人気ゲーム実況者の兄者弟者さんは、2019年1月2日にニッポン放送で「2BRO.のオールナイトニッポン」でパーソナリティを担当し(現在は終了)、人気モデル本田翼さんとのコラボレーションも実現しています。
インターネットだけの文化ではなくなったゲーム実況の市場は拡大を続け、多くのゲーム実況者たちが、さまざまな手法で日夜動画を配信しています。
実況者のおおよその年収は、下は数万円から上は5000万円以上といわれており、成功者とそうでない人との差が大きく開く傾向にあります。
ゲーム実況をするには、機材の準備が必須となります。ゲームそのものをプレイするための各種ゲームハード本体と撮影するためのパソコン。パソコンも相応のスペックが必要であり、なかなか安い買い物とはいきません。ゲームの映像をパソコンに取り込むためのTVキャプチャー、それらを接続するための端子や各種ケーブルも用意しなくてはなりません。
また、トークを動画に差し込むのであれば、録音するためのマイクとそれに付随した機器も必要になっていきます。個人でも参入はできるものの、一定の投資が必要です。