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名作『AKIRA』が東京オリンピックを”予言”!? NHK『東京リボーン』を見比べのススメ

全編6回で放送中の『東京リボーン』(NHK)の第2集が、2019(平成30)年2月10日に放送されました。本番組の監修は『AKIRA』(講談社)の大友克洋(おおともかつひろ)さん。同番組は"時代によって変化する東京像"を描き出しています。

2020年の東京オリンピックに向けて

 『東京オリンピック・パラリンピック』を目前に控えた東京では、建設中の新国立競技場をはじめ、各所で高層ビルの建設ラッシュが相次いでいます。

 NHKではそんな”今の東京”の大変貌を描くドキュメンタリー番組『東京リボーン』を全6回にわたり放送中です。

高層ビルのイメージ(画像:©Stefano Carniccio/123RF)
高層ビルのイメージ(画像:©Stefano Carniccio/123RF)

 昨年末2018(平成29)年12月23日に放送された第1集「ベイエリア 未来都市への挑戦」では、15ものオリンピック施設が集中する湾岸エリアを特集。環境に対する配慮や災害への対策、コスト面を考慮した先鋭的な会場建設の試みは、世界でも画期的なものとして紹介され、「未来都市への実験満載のベイエリアの大変貌を描く」としています。続く第2集は「巨大地下迷宮」と銘打ち、私たちが普段利用する地下鉄を中心に取り上げました。

 東京の変貌していく姿を描く『東京リボーン』。監修を務めたのは、あの国際的な人気を誇る漫画作品『AKIRA』(講談社)で知られるマンガ家、大友克洋さんです。『AKIRA』は今からおよそ30年前、1982(昭和57)年12月にマンガ雑誌「週刊ヤングマガジン」で連載がスタートした(現在は終了)作品で、独特の世界観が話題を呼び、1988(昭和63)年には映画も制作され、どちらも大成功を収めました。

 暴走族や軍隊、超能力者による戦闘を描いた濃密なストーリー、緻密なコマ割りや微細な描写は国内外に熱狂的なファンが多く、1984(昭和59)年に「第8回講談社漫画賞一般部門」を受賞したことを皮切りに、1992(平成4)年には『オールカラー国際版AKIRA』が最優秀彩色部門も受賞しています。さらには2002(平成14)年、”マンガのアカデミー賞”とも称される「アイズナー賞(ウィル・アイズナー漫画業界賞)」で、最優秀国際アーカイブプロジェクト部門、最優秀国際作品部門に輝いています。

『E.T.』『JAWS』で日本人にもファンの多い、スティーブン・スピルバーグ監督は同作品の大ファンで、『レディ・プレイヤー1』(2018年公開)の劇中に『AKIRA』に登場する特徴的な乗り物「金田バイク」をひっそりと登場させています。映画を問わず『AKIRA』の影響を受けた作品は、枚挙にいとまがありません。

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