『ワンピース』海外版の翻訳が「ニュアンス完璧」 ゴッド・ウソップと崇められた名シーン
『ONE PIECE(ワンピース)』は、さまざまな言語に翻訳され、世界中で愛されている作品です。この記事では、翻訳することが特に難しそうな「聞き間違い」シーンの翻訳について解説します。
名セリフの訳し方がうますぎる!

『ONE PIECE(ワンピース)』は、さまざまな言語に翻訳され、世界中で愛されている作品です。そして、数多くの名シーンの翻訳のされ方が「粋すぎる」と、たびたび話題を集めています。
ご存じの方も多いかもしれませんが、「アラバスタ編」に登場したボン・クレーの「かかって来いや」というあおりセリフの翻訳が「とてもすばらしい」と読者の間で言われ続けています。翻訳では「Shall We Dance?(踊りましょ?)」と訳されており、「ボンちゃんらしさが詰まってる!」「神翻訳だ」と称賛の声があがっています。
『ONE PIECE』の翻訳ではボン・クレーのセリフ以外にも「神翻訳」と呼ばれるセリフが多数存在します。この記事では、聞き間違いシーンの「神翻訳」をご紹介します。
最初は、バギーが作中の初期にやらかしていた、聞き間違いのシーンをふたつご紹介します。バギーの初登場シーンで、部下が話した「つけっぱなし」を「つけっ鼻」と聞き間違えたシーンがありました。「つけっぱなし」は「Robber knows(強盗が知っている)」、「つけっ鼻」は「Rubber nose?(ゴムっ鼻だって?)」と翻訳されています。
また、その後すぐに、部下が誤解を解こうと「全くの誤解」といった言葉をバギーは「真っ赤でデカい」と聞き間違えます。「全くの誤解」を「It’s a mistake(間違い)」、「真っ赤でデカいですだァ!?」を「It’s a steak?!(ステーキだって?!)」と翻訳されています。
若干、意味は変化しているものの、会話の流れが自然です。また、声に出してみると発音がそっくりなことから「神業すぎる……」「翻訳家に拍手を送りたい」と、翻訳家のすごさに読者は驚きの声をあげています。
続いては、「ドレスローザ編」で描かれた、ゴッド・ウソップの名シーンです。ドフラミンゴの部下・シュガーを自らが犠牲になって倒し、意識がもうろうしていたウソップ。そんなウソップをハイルディンが持ち上げたことで行われたシーンで、「…下ろせお前…!! タチ悪ィな メイワクだ おれのガンメンみろ ちがびっちゃりだ くそったれ」と言いたかったウソップでしたが、ひどいケガが原因で口が思うように動きませんでした。そして、周りには「お前達はおれが導く」と聞こえてしまい、都合のいい勘違いから神のように崇められてしまった名シーンです。
北米版の「少年ジャンプ」では、「FOOL…LOWER ME DOWN…UNHAND ME… I HAVE BLOOD SPILLING DOWN MY FACE,BIG GUY… DO IT…YOU JERK…」と翻訳されています。日本語に訳すと、「ばか…降ろして…手を離して…血が顔にこぼれ落ちてるよ、でかいヤツ…やれよ…くそっ…」という文章になります。
このセリフは、周りに「FOLLOW ME AND I WILL GUIDE YOU」と聞こえており、これを翻訳すると「おれに従え、おれがおまえたちを導く」となります。単語のつづりと発音がうまい具合にハマっており、「けっこう意味が合ってる」「よく思いついたな」と感心する声があがっています。
※翻訳は自動翻訳ツールをもとに作成しております。
(マグミクス編集部)