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『アクアマン』公開記念! アメコミ界の”水も滴る”いいオトコたち、その信念と生き様とは

DCコミックス原作のヒーロー映画『アクアマン』が公開され、話題になっています。アメコミの世界には、他にも個性豊かな水にまつわるキャラクターが活躍しています。

ハイドロマン誕生の経緯が描かれている『Amazing Spider-Man #212』(Marvel)
ハイドロマン誕生の経緯が描かれている『Amazing Spider-Man #212』(Marvel)

 2019年2月8日に国内公開された、DCコミックスを原作とする映画『アクアマン』。水陸両生の海底人であり、水生生物とテレパシーで意思疎通ができるアクアマンを主人公に据えた作品です。

 バットマンをはじめとするDCコミックスの人気ヒーローが大集結する『ジャスティスリーグ』(2017年公開)に、すでにアクアマンは登場していますが、今回が初の単独作品です。

 海のヒーローとして活躍するアクアマンですが、アメコミには他にも水の力や海に関連したキャラクターが多く存在しています。今回は、そんな水にまつわるキャラクターを3人紹介します。

偶然が重なっただけ!? 悲劇の「ハイドロマン」

 1人目はマーベルコミックス『スパイダーマン』に登場する「ハイドロマン」。彼は水そのものに変身できる能力を持つミュータントです。

 元々は貨物船の乗組員だったハイドロマンですが、スパイダーマンと敵の戦いに偶然巻き込まれてしまい、海中に投げ出されてしまいます。さらに偶然にも海底火山のガスを利用した実験中の水中発電機に放り込まれてしまい、未知の放射線と海中のバクテリアによって体が変化した結果ハイドロマンになってしまうのです。

 水のように姿を変えるハイドロマンでしたが、この能力によって、文字通り肉体的にも感情的にも不安定になり悪の道へ堕ちていくのでした。

 スパイダーマンに復讐を果たそうとしますが敗北。しかし、水になれる彼は死ぬことができずに、以降もスパイダーマンや、数々のヒーローたちの前に立ち塞がるのです。

 知る人ぞ知るキャラクターですが、2019年夏公開予定の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』にも登場することが予告されており、ファンの間で話題になっています。

 偶発的な事故により能力を持ったキャラクターが多いのがアメコミの特徴のひとつ。水になれるという強い能力がゆえに、犯罪を起こしたりヒーローに戦いを挑むなど、気が大きくなっていってしまったハイドロマン。

 犯罪者と組み大金を得ようとするも、またもスパイダーマンに阻止されてしまいます。一方で、自分よりも強い者の存在を知り、真人間に戻ろうとする姿が描かれるなど、ハイドロマンは”ただの一般人が特異な能力を持ったらどうなるのか?”という点で、私たちにとって一番身近なアメコミキャラクターともいえるかもしれません。

 ちなみに、ハイドロマンと対を成す能力の「サンドマン」というキャラクターもスパイダーマンには登場します。同じような能力のハイドロマンとサンドマンですが、実はこの2人、同じ好きな女性を取り合って争うなど、なんとも人間的な行動をコミックでは見せています。

ヒーローに父親を…!? 復讐鬼「ブラックマンタ」

手前にブラックマンタの姿を確認できる。『アクアマン:王の遺産』(小学館集英社プロダクション、2016年12月14日発売)
手前にブラックマンタの姿を確認できる。『アクアマン:王の遺産』(小学館集英社プロダクション、2016年12月14日発売)

 2人目として紹介したいのが映画『アクアマン』に登場する宿敵「ブラックマンタ」。彼自身は普通の人間で水に関する能力はありません。ブラックマンタの特徴は、その光り輝く目と黒々とした恐ろしいスーツ、そして常人離れした水泳能力です。

 深海の水圧にも耐えられ、防弾、呼吸も可能という高性能スーツに身を包み、アクアマンのテレパシー能力を妨害できるなど、アクアマンを倒すためだけに生まれたと言っても過言ではないキャラクターです。

 トレジャーハンターのブラックマンタは、海洋調査でお宝を探し、普段は船で暮らすという、悪役とはいい難い設定です。コミックでは出自について変更点の多い彼ですが、映画ではアクアマンに父親を殺害されたことで、アクアマンを執拗に狙う復讐鬼へと変貌を遂げます。

 復讐のためならば手段を選ばない性格が原作ファンからは人気ですが、実はリーダーとしての素質が高くチームワークを発揮する一面も。他の悪役と協力し、連合軍をまとめ上げる姿が劇中では見られます。

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