『ワンピース』本当はシャンク「ス」? ネタ化されている「複数人説」が確実視される理由
『ONE PIECE(ワンピース)』に登場するシャンクスは初期メンバーでありながら、情報が多くありません。謎だらけなだけにさまざまな考察があがっており、そのなかでも、信ぴょう性が高まってきた「複数人説」について考察します。
「シャンクス」は複数形ってホント?

2023年1月29日をもって、映画『ONE PIECE FILM RED』が約半年間ものロングラン公演に幕を閉じました(一部地域を除く)。映画でも多くの活躍を見せたシャンクスに関する考察で、本当だったらすごすぎる「ある説」が話題を集めています。この記事では、信ぴょう性が高まってきた「シャンクス複数人説」について考察します。
※この記事には「週刊少年ジャンプ」に掲載されている『ONE PIECE(ワンピース)』「エッグヘッド編」の内容を含みます。
まず、移動する時間が異常なほど早い点です。「頂上戦争編」の終盤で、「この戦争を終わらせに来た」と華麗に登場するシーンは、『ONE PIECE(ワンピース)』のなかでも特に有名なワンシーンです。シャンクスは「頂上戦争」が開始される少し前にカイドウと小競り合いをしている情報が明かされていました。突然現れたシャンクスの姿を見て驚く海軍の様子から、場所もかなり離れていたことが分かります。
読者の間で、「悪魔の実の能力者ではないか?」「ワープできる何かを持っているとか?」という意見もあがるほど疑問視されていました。そのなかで浮上してきたのが「シャンクス複数人説」でした。確かにシャンクスがひとりではなく、クローンによって複数人いれば、瞬間移動したかのようなに見せかけることが可能です。しかし、「瞬間移動じゃないなら、ほかのメンバーもクローンなの?」などと、腑に落ちない点も残っていました。
それまでは、ウワサとしてでしか唱えられていなかった「シャンクス複数人説」ですが、現在進行中の「エッグヘッド編」で、明かされた情報によって可能性が高まってきました。もともとジェルマがクローンを大量生産していることは明らかにされていましたが、あくまで戦闘に特化した兵士でした。しかし「エッグヘッド編」で、人間と同じようなクローンが完成していたことが明かされ、「シャンクス複数人説」の信ぴょう性が高まってきました。
また、「頂上戦争編」で戦争を止めに入ったシャンクスが発言した「ルフィには会わない」にも注目されています。このセリフはルフィとの約束も理由のひとつなのは確実ですが、もうひとつ理由があったのかもしれません。「複数人説」が真実であれば、クローンであることがばれてしまう危険性を考慮した、という意見もあがっています。シャンクスは、いくら見た目がそっくりでも、ルフィの野生の勘には敵わないと判断したのかもしれません。
さらに「東の海編」で、シャンクスと対面したヒグマが「おまえみたいなやつ」と発言するシーンにも注目が集まっています。このセリフは単なる比喩(ひゆ)ではなく、クローン人間の伏線だったのではないか、という意見が浮上しており、伏線らしきセリフに「なるほど……」「ヒグマが重要人物すぎる(笑)」という読者の声があがっていました。
そして、「複数人説」を推す読者のなかには、「シャンクスは複数形であり、正しくはシャンクだ」とダイナミックな説を唱える人もいます。「シャンク説」を唱える読者の多くはシャンクスを単数で語るときに「シャンク」と呼んでいるそうです。
(マグミクス編集部)