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『鬼滅の刃』雪の上で土下座「弱者」からの成長! 炭治郎に「気づき」を与えた言葉とは

2023年2月3日(金)、ついに公開となる映画『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』。これまで、炭治郎の成長の過程には、人や鬼との出会いがあり、そして彼らが投げかけた言葉がありました。今回は、「遊郭編」までで、「炭治郎が大切なことに気付くきっかけ」となった言葉をご紹介します。

義勇が饒舌だった第1話で、炭治郎は「弱者」から「覚悟の男」へ

冨岡義勇に炭治郎が土下座した「第1話」が描かれる『鬼滅の刃 兄妹の絆』キービジュアル (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
冨岡義勇に炭治郎が土下座した「第1話」が描かれる『鬼滅の刃 兄妹の絆』キービジュアル (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 2023年2月3日(金)から、映画『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』が公開! 映画についても、4月からTV放送される「刀鍛冶の里編」についても、胸の内にほとばしる期待と興奮で、「楽しみでしかない!」、「楽しみすぎる!」、「楽しみきわまった!」と、「楽しみ」の活用が止まりません!

『鬼滅の刃』では、鬼に家族を殺され、たったひとり生き残った妹・禰豆子を鬼にされた少年・炭治郎が妹を人間に戻すため、そして、鬼のいない世界を実現するために、鬼との戦いに身を投じ、成長していきます。炭治郎の成長の過程には、人や鬼との出会いがあり、そして彼らが投げかけた言葉がありました。今回は、「遊郭編」までで、「炭治郎が大切なことに気付くきっかけ」となった言葉をご紹介します。

●自分の「弱さ」を気付かせ、覚悟を与えた冨岡義勇の言葉

 家族を殺され、鬼化した妹に襲われ、しかしその妹にまだ人間の心が残っているのを感じ……と、炭治郎にとっては心が千々に乱れる最悪の状況に登場したのが、鬼殺隊の水柱・冨岡義勇でした。義勇といえば、「言葉が足りなすぎて誤解をまねく男」です。しかし、ここでは鬼化の理由や自分の使命を炭治郎に説明し、強い言葉を炭治郎にぶつけるなど、とても饒舌。

 そして、「やめてください。どうか、妹を殺さないでください。お願いします。お願いします。」と、泣きながら「みじめったらしく」土下座をするしかない炭治郎に対して怒り、怒鳴りつけたのです。「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」と。

 ここでの炭治郎は、素直で優しく、家族思いな、「ただの炭焼きの少年」であり、義勇が言うように「弱者」です。鬼になった妹に力負けし、自分の身すら守れるかどうか……。そんな炭治郎が禰豆子を抑え、ましてや人間に戻すことなどできるはずもないでしょう。義勇の言葉によって炭治郎は、自分の「弱さ」と現実の厳しさに気づき、禰豆子を守るため、その厳しい現実に立ち向かう覚悟が彼のなかに生まれました。これが、炭治郎の戦いの原点と言える言葉と言えるでしょう。

●禰豆子を生かすことの「責任」の重大さを気付かせた、鱗滝と義勇の言葉

 義勇の言葉に従って鱗滝左近次のもとを訪ねた炭治郎は、そこで鱗滝から「妹が人を喰った時、おまえはどうする?」と聞かれ、一瞬、言葉に詰まります。妹が鬼になったことを頭では理解していても、それが「禰豆子が人を食べるかもしれない」ということとは、まだつながっていなかったのでしょう。鱗滝は、「判断が遅い」と炭治郎の頬を平手打ちし、鬼である禰豆子を連れていることの「覚悟の甘さ」を指摘したのでした。

 いくら禰豆子が人を喰らっていないとはいえ、それは「現時点で、まだ人を喰らっていないだけ」かもしれません。鬼の存在は許されるものではなく、鬼殺隊に殺されて当然。それを曲げて認めてもらうには、妹の命はもとより自分の命もかける覚悟がなければダメだと炭治郎は、ここで初めて気付かされました。禰豆子を生かすことにかかってくる「責任」を気付かされた言葉です。

 さらに、柱合裁判で読み上げられた鱗滝の手紙の「もしも禰豆子が人に襲いかかった場合は竈門炭治郎及び、鱗滝左近次、冨岡義勇が腹を切ってお詫び致します」という一文に、炭治郎は涙を流します。禰豆子を生かすことについて、炭治郎は自分の命をかける覚悟はもう、できていたはずです。しかし、鱗滝と義勇は、それが禰豆子と炭治郎の命ですむ問題ではないと分かっており、ふたりを預かっている間も、ずっと自分たちの命もかける覚悟でいたのでしょう。自分が思っていた以上の、禰豆子を生かすことに対する責任の重大さ、そして、鱗滝と義勇の深い思いを炭治郎に気付かせた言葉でした。

【画像】炭治郎に「名言」を伝えた人物たち(5枚)

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