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【社長のマンガ】”岩下の新生姜”岩下和了社長 ”自由”と”私らしさ”を教えてくれた3作品

私たちの生活を支えるあらゆる産業を担う企業の社長に、好きなマンガについて語っていただく「社長のマンガ」。そのマンガを選んだ理由から、人生と仕事に対する熱い思いが浮かび上がってきます。

セリフがずっと私の中で生き続けてきました

快く対応していただいた、岩下和了代表取締役(画像:岩下食品株式会社)
快く対応していただいた、岩下和了代表取締役(画像:岩下食品株式会社)

 企業の社長に好きなマンガについてインタビューし、そこから人生や仕事に対する熱い思いを語っていただく「社長のマンガ」。今回は、栃木県栃木市にある「岩下の新生姜ミュージアム」などで話題になっている、岩下食品株式会社の代表取締役、岩下和了さんに話を聞きました。

 自身のTwitterで、アニメ作品『魔法少女まどか☆マギカ』(2011年放送)の人気キャラクター、暁美ほむらのコスプレを披露するなど、マンガやアニメには詳しい様子。いったいどのようなマンガがお好きなのでしょうか。

●『ロスト ハウス』(大島弓子/白泉社)

少女マンガの草創期を支えた漫画家の一人として名前が挙がることが多い
少女マンガの草創期を支えた漫画家の一人として名前が挙がることが多い

 悩みの尽きない青年期に、大島先生の作品は生きる糧でした。読み切り短編が載る度に、さまざまな少女マンガ誌を買いに走りました。大好きな作品がたくさんあります。とりわけ愛しているのが、1994年のこの『ロスト ハウス』です。

「この世界のどこでも どろまみれになっても 思いきりこの世界で 遊んでもいいのだ」と主人公の女性が気づく、美しいシーンがあります。大島先生のこのセリフは、ずっと私の中で生き続けてきました。

 服が汚れることを気にしないならば、あるいは、どろまみれを覚悟するならば、自分は部屋から出ることができる。この世界のすべてをまるで自分の部屋のようにして、生きることができるのだ。生きたい。そういう物語でした。

 自由であろうとすること、自分らしく生きようとすることを諦めてはいけないと思うし、その第一歩は自分自身を解き放つ覚悟を決めることだと。それが、今の岩下の新生姜にまつわるいろんな活動につながっているような気がします。

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