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SFコメディ『突撃!隣のUFO』に出演! 森次晃嗣ら特撮スター卒業後の代表作は?

河崎実監督の新作映画『突撃!隣のUFO』が公開されます。『ウルトラセブン』のモロボシダンこと森次晃嗣さんは、UFO研究組織の所長役で出演しています。森次さんをはじめとする特撮ドラマでブレイクした俳優たちは、「特撮」卒業後はどんな作品に出演してきたのでしょうか。レジェンドたちと親交のある河崎監督に語っていただきました。

特撮ファン、UFOマニアは見逃せない配役

『突撃!隣のUFO』で、UFO調査組織の所長役をつとめる森次晃嗣さん(中央)と、UFOに突撃する捜査官を演じるヨネスケさん(左)
『突撃!隣のUFO』で、UFO調査組織の所長役をつとめる森次晃嗣さん(中央)と、UFOに突撃する捜査官を演じるヨネスケさん(左)

 日本一の不法侵入者。そう自称しているのは、落語家であり、タレントのヨネスケさんです。ワイドショーの人気コーナー「突撃!隣の晩ご飯」のレポーターを長年務め、6000軒以上の一般家庭にアポなしでお邪魔してきました。そんなヨネスケさんの初主演映画『突撃!隣のUFO』が、2023年2月3日(金)より劇場公開されています。

「日本バカ映画の巨匠」として知られる、河崎実監督の最新作。UFOの謎を追う組織「URL」の捜査官・滝(ヨネスケ)が巨大しゃもじを手に、UFO内部へ不法侵入していくというSFストーリーです。

 滝の後輩となる新人捜査官に『ウルトラマンジード』の濱田龍臣さん、女性所員にAKB48の服部有菜さん、所長役に『ウルトラセブン』の森次晃嗣さんという配役です。月刊誌「ムー」の三上丈晴編集長、UFO研究家の矢追純一氏、河崎監督とUFOを目撃した体験のある俳優・いしだ壱成さんがUFOについて語るドキュメンタリーパートも見逃せません。

 エンディングには野宮真貴さん(ポータブル・ロック)が歌う「チェルシーの午後」がおしゃれに流れる、かなり不思議な映画です。

俳優はいろんな役を演じたがっている

 往年の特撮ファンとして気になるのは、やはり森次晃嗣さんです。宇宙人による拉致事件などを追う調査組織のボスとして、落ち着いた演技を見せています。森次さんの河崎監督作品への出演は、壇蜜さん主演映画『地球防衛未亡人』(2014年)以来。河崎監督と森次さんとのコラボ歴は、すでに30年以上になるそうです。河崎監督にお話を聞きました。

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「森次さんに初めて出演してもらったのは、フジテレビ系の人気ドラマ『世にも奇妙な物語』の一編『もれパス係長』(1992年放映)でした。初めてお会いした際は緊張しました。特撮ファンにとって、憧れの存在ですから。

 その後、ビデオ映画『サイレントメビウス外伝 幕末闇婦始末記』(1993年)では、勝海舟を演じてもらいました。森次さんとの仕事は今でも緊張感を持ってやっていますが、とても気さくな方です。愛知県幸田町でのロケは、冗談を連発する森次さんのおかげで、とても和やかな雰囲気でした」(河崎監督)

 森次さんと同様に、『仮面ライダー』の藤岡弘、さん、『ウルトラマン』の黒部進さん、『キャプテンウルトラ』の中田博久さんも、忘れられない特撮ドラマの人気スターです。そんなベテラン俳優たちを、河崎監督は自身のコメディ映画で起用してきました。

「みなさん俳優なので、ひとつのイメージにとらわれず、いろんな役を演じたいと思っているものなんです。森次さんなら『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』でやっていたコント『ウチムラセブン』でのキリカブ隊長のコミカルな演技が印象的でした。僕の作品でも、特撮ドラマのスターたちには意外性のある役に挑戦してもらっています」(河崎監督)

【画像】「変顔」がすごい! 『突撃!隣のUFO』の出演者たち(8枚)

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