まだ「ポケモン」化してない鳥はいるのか? 非常にセンシティブな種が残っていた
『ポケットモンスター』の 新作が出るたびに増える「鳥ポケモン」。果たしてまだポケモンになっていない「鳥」など地球上にいるのでしょうか?
『ポケモン』世界でまだ登場していない実在の鳥はいるのか?

『ポケットモンスター』ではシリーズを追うごとにとあるポケモンが存在感を増し続けています。そう、「鳥ポケモン」です。
最新作『スカーレット・バイオレット』においてもその存在感は抜群。フィールドを散策すれば「ヤヤコマ」「ココガラ」「ムックル」など、歴代の「序盤鳥」が群れを成している姿が確認できます。
「ヤヤコマ」はコマドリがモチーフ。「ムックル」はそのままムクドリです。「ココガラ」はおそらくはコガラという鳥と「アオガラ」というヨーロッパに分布する鳥を掛け合わせたもの、と思われます。かなり細かい種類の鳥まで「ポケモン」になっていることが分かります。果たしていまだに「ポケモン」化していない鳥などいるのでしょうか?(本稿における「モチーフ」は推測も含むことをご留意ください)。
初代『赤・緑』ですでに「鳥ポケモン」は豊富。ハトの「ポッポ」、スズメの「オニスズメ」。カモの「カモネギ」。「ドードー」はちょっと特殊です。名称は絶滅した実在のドードーという鳥で、ビジュアルはおそらくダチョウからきたものでしょう。いずれにせよ、初代の時点でかなり広範囲にモチーフを採用していることが分かります。
ここは視点を逆にしましょう。一般的に知名度のある「鳥」を挙げ、それをモチーフにしたポケモンがいるかどうかを探っていきます。
カラスは『金・銀』で「ヤミカラス」が登場。フクロウは「ホーホー」、進化してミミズクの「ヨルノズク」、ツバメは「スバメ」、アヒルは「コアルヒー」、キジは「ケンホロウ」、ワシは「ワシボン」、タカは「ムクホーク」、ペリカンは「ペリッパー」。ペンギンは「デリバード」……パッと思いつくような鳥はとっくにポケモンになっています。さらに始祖鳥がモデルの「アーケン」、鳳凰の「ホウオウ」。古代、そして伝説の鳥までがモチーフになっているのです。
……隙がないように思える「鳥ポケモン」。ところが、つぶさに調べていくと意外な事実を隠し持っている鳥ポケモンがいたのです。