『ワンピース』初代鬼徹の行方を考察 持ち主は肌身離さず刀を持つ「神」だった!?
『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する「鬼徹」シリーズは名刀として有名です。そのなかでも一番と言われている「初代鬼徹」は現在行方が分かっていません。この記事では、「初代鬼徹」の行方について考察します。
「初代鬼徹」の持ち主候補は「神」しかいない?

『ONE PIECE(ワンピース)』の世界でも、現代と同じように刀に流派が存在します。なかでも、ゾロが持っていた「三代鬼徹」を含む「鬼徹」シリーズは、非常に優れた名刀として刀マニアの間で有名でした。
そもそも刀には位列と呼ばれるランクがあり、上から最上大業物(さいじょうおおわざもの)、大業物(おおわざもの)、良業物(りょうわざもの)、業物(わざもの)、どれにも属さない刀を「位列なし」として分類されます。
そして「鬼徹」シリーズの「初代鬼徹」は、ミホークの「夜」や白ひげの「むら雲切」と同格の最上大業物と言われています。しかし、残念ながら「初代鬼徹」の行方は作中で明かされていません。名刀「初代鬼徹」は現在、誰の手に渡っているのでしょうか?
現在「初代鬼徹」の持ち主候補として挙げられている人物が、五老星のひとりでした。作中で名前は明かされていませんが、「ワノ国」を彷彿とさせる白い衣装をまとい、メガネにスキンヘッドという、いで立ちです。
彼は、登場するすべてのシーンで刀を手にしており、刀を手入れするなど大切に扱っている様子がうかがえます。五老星のひとりが持っている、というだけでもかなり貴重な刀であることは確実視されています。また、ゾロが持っていた「三代鬼徹」や、天狗山飛徹が保管していた「二代鬼徹」と見比べてみると柄のデザインが酷似していることからも、彼が持つ刀が「初代鬼徹」である可能性は高そうです。
ローグタウンの武器屋にて、店主のいっぽんマツが放ったセリフからも、彼が持っている刀が「初代鬼徹」である可能性を高めています。2年前、いっぽんマツは「今となっちゃ“この世”に“鬼徹”を使ってる剣士は一人もいねェ たとえ知らずに使った奴でもこの世からいなくなるからだ」と言いました。
おそらく、このときのいっぽんマツは、単純に「使った奴はこの世からいなくなる」という意味で言ったのでしょう。しかし、このセリフはあくまで「人」に対するセリフです。
『ONE PIECE』で五老星は、天竜人の最高位であり、天竜人は「聖地マリージョア」に住む「神」として登場します。そのため、一般的な民が暮らす「この世」とは別物として考えられるのではないでしょうか?
つまり鬼徹を持つ者は「この世」にはいませんが、「神々の住む世界」にはいた、と解釈することもできるのです。この仮説通りであるならば、五老星のひとりが持つ刀が「初代鬼徹」である可能性は、より現実味を帯びてきます。最終章では、五老星の情報がどのように明かされるのか、読者からも注目が高まっています。
(マグミクス編集部)