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【漫画】「珈琲」はただの当て字じゃなかった? 意外な語源に「センスよくて感動!」

コーヒーは漢字で「珈琲」と書きますが、なぜこのような字になったでしょうか? 実は幕末の蘭学者・宇多川榕庵が考案した「作品」だそうで……。いずいずさんのエッセイマンガがTwitterで公開され、意外な語源に反響が集まっています。

幕末の蘭学者が「珈琲」と命名した理由とは 感性が素敵!

「珈琲」はただの当て字じゃない?(いずいずさん提供)
「珈琲」はただの当て字じゃない?(いずいずさん提供)

 コーヒーは漢字で「珈琲」と書きますが、なぜこのような字になったのかご存じでしょうか? いずいずさん(@iziz_1984)によるエッセイマンガ『【珈琲】の語源』がTwitterで公開され、意外な語源に反響が集まっています。

 マンガによると、「珈琲」という語は幕末に活躍した蘭学者・宇多川榕庵が考案した「作品」なのだそうです。これはどういうことなのでしょうか? 読者からは「知らなかった」「珈琲って字ぴったりだけど、昔の人がすごく考えてくれたからなんだね」「勉強になった」「コーヒーがますます好きになった」などの声があがり、Twitter投稿は1万いいねの反響がありました。

 作者のいずいずさんに、お話を聞きました。

ーー「珈琲」の語源はどのようにお知りになったのでしょうか?

「コーヒーの漢字って『珈琲』『可否』ふたつあるけどこの違いって何?」と思いルーツを調べたのがきっかけでした。コーヒーはもともと大好きで、毎朝ネルドリップで入れています。最新の器具や豆、こういった知識の収集も趣味の一環です。

ーー知ると何だかうれしくなる素敵な豆知識ですね。このことを知った時のいずいずさんの感想を改めて教えていただけますか?

 植物学に精通していた宇田川先生が「コーヒーは赤い実がなる」ということを知っていたからこその発想ですよね。知性と情緒のバランスが素晴らしくて感動しました。

「珈琲」は蘭学者・宇多川榕庵の「作品」だった!(いずいずさん提供)
「珈琲」は蘭学者・宇多川榕庵の「作品」だった!(いずいずさん提供)

ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

「おしゃれ!!」「これからコーヒーを飲む時に思い出しそう」とか、「マンガにすることでウンチクがいやらしくならないのがいいですね」などといった感想もいただきました(笑)。

 あと、この説は本当は違うらしいというご意見もいただきました。あくまで歴史の話ですので、これは一説としてとらえていただけたらうれしいです。

ーー今後の活動のご予定について教えて下さい。

 自分が純粋に驚いたことや、心が動いたことをマンガにしていきたいです。目標は特にありません。反応があろうがなかろうが粛々とマイペースで描き続けられたらいいなと思っています。

(マグミクス編集部)

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