平成~令和を股にかける、19年春アニメ注目の4作品―名作リメイクからオリジナルまで
年度初めの2019年4月から6月までの春クール。さまざまな作品がテレビや動画配信サイトを賑わせていますが、なかでも注目の4作品について紹介します。
根強い原作物!特撮作品「ウルトラマン」がアニメ化
新元号「令和」が発表され、平成の時代も残りわずかとなりました。2019年4月に放映がスタートし、ふたつの元号をまたぐことになる春アニメですが、最近では好評を集めるNetflixの新作オリジナルアニメも見逃せません。今回は、そんな2019年春クールのなかから、特に注目した4作品をピックアップして紹介します。
『ULTRAMAN』(Netflix)2019年4月1日(月)より放送開始
円谷プロダクションが誇る特撮作品「ウルトラマン」が、装いも新たにアニメになって登場です。原作は、「月刊ヒーローズ」(ヒーローズ)で連載中のマンガ作品『ULTRAMAN』(原作:清水栄一、作画:下口智裕)で、元の「ウルトラマン」とは違って、巨大化はしません。
巨大化しないかわりに、「ウルトラマンスーツ」という強化装甲を身に着け、地球侵略を企む宇宙人に立ち向かう物語です。
同作は、初代ウルトラマンから40年後の世界という設定で、初代ウルトラマンのハヤタ・シン(CV:田中秀幸)の息子、早田進次郎(CV:木村良平)が主人公です。ウルトラマンのほか、ウルトラマンセブンも、ウルトラマンスーツver.7として登場するなど、原作ファンも楽しめる作品となっています。
監督を務めるのは、神山健治さんと荒牧伸志さん。海外での評価の高い神山健治さんとCGで知られる荒牧伸志さんがタッグを組むのは初の試みになります。強力な監督2名体制がファンの間で話題となり、先日2019年3月31日に行われたワールドプレミア試写会も好評を博し、期待を集めています。
『鬼滅の刃』(TOKYO MXほか)2019年4月6日(土)放送開始
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で、2016年に連載開始したマンガ作品『鬼滅の刃』(吾峠呼世晴)のアニメ化作品。大正時代の日本を舞台に、家族を皆殺しにされ、妹を鬼にされてしまった竈門(かまど)炭治郎(CV:花江夏樹)らの冒険を描きます。
「時代物×ゾンビ」的要素、主人公・炭治郎と妹の竈門禰豆子(CV:鬼頭明里)の切ない物語や、激しい剣戟シーンが評判です。
アニメ第1話から5話までを再編成した、特別上映版『鬼滅の刃 兄妹の絆』が本放送を前に2週間限定で上映されるなど、放送前から注目度が高く、アニメ化を待ち望んでいた原作ファンも多いことでしょう。