ムフフな展開も? 意外と少ない「ヒロインとふたり乗りするロボット」3選
数あるロボットアニメのなかでも、ふたり乗りの機体は希少。特に主人公機に限るとかなり少ないのではないでしょうか。そこで「ふたり乗りする理由」を比較してみてみると、必然に駆られて乗ることも多いようです。
青春からお色気まで!? ふたり乗りする理由も三者三様

ロボットアニメは多種多様で、各作品でユニークなロボットが登場しますが「ふたり乗り」のロボットとなると、思い浮かぶ機体はかなり限られるのではないでしょうか。ただ、超人気作品のなかにはヒロインとふたりで搭乗する主人公機も存在します。
ふたり乗りする理由や乗り込み方も大きく異なり、色々な意味で「ムフフ」なものから、主人公とともに成長する機体までさまざま。ふたり乗りの機体が登場するロボットアニメを作品を紹介します。
●少年少女の青春のふたり乗り!?『交響詩篇エウレカセブン』
一世風靡したSFロボットアニメ『交響詩篇エウレカセブン』の主人公機「ニルヴァーシュ」は、主人公のレントンとヒロインのエウレカのふたりが搭乗する機体です。物語でも珍しい複座式のコックピットで、さらに左右に座席があることもロボットアニメのメイン機体ではなかなかユニークなポイントです。
ニルヴァーシュは主人公機らしく、作中で2段階形態が変化します。「spec2」ではレントンがメインでエウレカが高速飛行形態の操縦を中心に担うなど、役割分担があるのもふたり乗りならではといえるでしょう。
また、ニルヴァーシュの最大の魅力は、レントンとエウレカの関係性や想い、搭乗者によって形態が進化したり、細かな配色が変化したりするところです。最初、レントンが他人が操縦するLFO(本作に搭乗する人型巨大ロボットの総称)で粗相したり、人間らしさのないエウレカのふたりが、共にニルヴァーシュに搭乗して幾多の危機を乗り越えて結ぶ絆は必見。ふたり乗りのニルヴァーシュは、ただのロボットではなくレントンとエウレカが成長していく、青春と呼ぶには少々血生臭い舞台として、欠かせない存在といえるでしょう。
●勝利の鍵は男女のスケベ行為!『健全ロボ ダイミダラー』
『健全ロボ ダイミダラー』は、主人公の高校生・真玉橋孝一と、ヒロイン・楚南恭子が巨大ロボット・ダイミダラーに乗り込み、人類に敵対するペンギン帝国と戦うギャグ&お色気要素満載のロボットアニメです。
主人公の孝一は、ダイミダラーの動力になる未知のエネルギー・Hi-ERo粒子を発生させることができる稀有な人材ですが、彼がHi-ERo粒子を発生させるためには、女性に対してスケベな行為をする事が条件で……。
コクピットは最初こそ単座式でしたが、後に複座式に改造され、ヒロイン・恭子の胸を前から鷲掴み、後ろからガッツリ揉みしだくなどやりたい放題でした。が、これはあくまでHi-ERo粒子をチャージするための健全な行為で(ダイミダラー搭乗時以外でもやっていましたが)、いろいろな意味で男のロマンが詰まった作品として愛されました。
●前代未聞のふたり乗り、愛は地球を救う!『機動武闘伝Gガンダム』
『機動武闘伝Gガンダム』は、武闘家兼ガンダムファイターの青年ドモン・カッシュが、愛機シャイニングガンダム(物語後半からはゴッドガンダム)に搭乗し、数々のライバルたちとガンダムファイトを繰り広げるシリーズ屈指の異色作です。
シャイニングガンダムやゴッドガンダムなど、モビルファイターに搭載されたモビルトレースシステムは、ファイティングスーツを身にまとった操縦者の繰り出すパンチやキックといった動きのほか、操縦者の思考をダイレクトに機体に伝えます。そのような操縦方法なのでコクピットは単座式ですが、物語最終回では主人公のドモンとヒロインのレインのふたり乗りが実現しました。
全宇宙で中継されているなかでドモンがレインへの愛の告白をしてのふたり乗り、という熱すぎる展開を経て、最後はふたりで放つ合体技・石破ラブラブ天驚拳でラスボスのデビルガンダムを撃破しています。このケースは常時ふたり乗りをしているわけではありませんが、これ以上無いほどのインパクトと男のロマンに満ちた男女ふたり乗りだといえるでしょう。
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