絶対乗りたくない! ガンダム作品「最悪の欠陥機」4選
トホホな欠陥、うまく活用した例も!
●水陸両用のはずなのに…
あまりにもお粗末な欠陥が発覚したのは『機動戦士Vガンダム』に登場したガルグイユです。ベスパの水陸両用MSで、水中からリーンホースに攻撃を仕掛けた機体です。
しかし、テストが不十分な試作機だったこともあり、まさかの水漏れが発生。水陸両用MSなのにコクピットが浸水するという、笑えない欠陥を露呈してしまいます。
これが地上だったからまだ良かったものの、宇宙空間でこんな杜撰なトラブルに見舞われたら、パイロットとしてはたまったもんじゃないですね。
●乗るだけでパイロットの命が危険!
セガサターン用のゲーム『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』で初登場した「EXAMシステム」にも重大な欠陥があります。EXAMシステムは、イフリート改、ブルーディスティニーなどに搭載された、ニュータイプを倒すために開発されたOSです。
オールドタイプのパイロットの補助的な役割を担うと思われましたが、実はシステムが完全起動するとOSだけで自立稼働が可能。人間の「殺気」を自動的に感知し、疑似ニュータイプのような戦闘が行えます。
しかし、戦場で多数の殺意を捉えるとシステムが暴走し、無差別攻撃を行ってしまう致命的な欠陥が発覚。しかもEXAMシステムがもたらす肉体的・精神的な負荷は極めて大きく、搭乗パイロットが死亡する危険性すらありました。
●必ずしも悪い影響ばかりではない?
ここまでガンダム作品での致命的な欠陥機をご紹介しましたが、欠陥が良いように働いた(うまく活用した)事例もあります。例えば『機動戦士Vガンダム』の主人公機V2ガンダムが発する「光の翼」という現象。
これはV2ガンダムが急激な移動を行った際、搭載する新推進技術「ミノフスキー・ドライブ」が、封じきれなかった高エネルギーのミノフスキー粒子を背部バインダーから放出する現象のことを指します。この光の翼をウッソは攻守に活用しますが、開発者が本来意図した機能ではなく、機体の欠陥でした。
ウッソだから見事に光の翼を使いこなしましたが、これが並のパイロットなら味方機をうっかり傷つけてしまいそうです。
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ガンダムの世界には、もし自分がガンダムの世界のパイロットだったら絶対に乗りたくない欠陥機体は他にもたくさんあります。皆さんは、どの機体に乗るのが一番嫌でしょうか。
(大那イブキ)