国民的アニメの両親たちの付き合ったきっかけ まさかの共通点がある？
国民的アニメ『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』といえば、友人関係だけでなく家族間のほのぼのエピソードも描かれますよね。過去の放送では、どちらの作品も主人公の両親の馴れ初めについて明かされています。なんと、どちらも共通する「あるできごと」がきっかけで、結婚に至っていました。
まさに運命の出会い？
長年、テレビ朝日で時間帯もセットで放送されてきた『ドラえもん』と『クレヨンしんちゃん』は、どちらも幅広い世代に人気があります。そんな国民的人気アニメに登場するのび太の両親（父・のび助と母・玉子）と、しんのすけの両親（父・ひろしと母・みさえ）の馴れ初めには、意外な共通点がありました。
のび太の両親が出会ったきっかけは……？
のび太の両親である父「のび助」と母「玉子」の出会いは、学生時代にさかのぼります。当時、画家を目指していたのび助に、資金援助を持ちかけてきた「金満」という男がいました。彼は自分の娘と結婚させ婿入りしたのび助に、自身が叶えられなかった画家になるという夢を託そうと目論んでいたのです。
しかしのび助は資金援助を断り、金満の娘・兼子との結婚話もなかったことに。そして、その帰り道、偶然曲がり角でぶつかった女子高生こそが（旧姓・片岡）玉子だったのです。
玉子はぶつかったはずみで定期券を落としてしまいますが、のび助がその定期券を拾って追いかけたことがきっかけで、2人は交際に発展。公園でプロポーズをした後、結婚しました。
同エピソードは、コミックス43巻『のび太が消えちゃう？』で描かれています。一連の出来事はタイムスリップしたのび太とドラえもんが目撃しており、のび助が堂々と金満の援助を断った背景にはひみつ道具が関係していました。アニメではそれぞれ改変もありつつ、1981年4月29日、2002年10月5日、2006年6月16日と、複数回放送されています。
しんのすけの両親が出会ったきっかけも「落とし物」だった！
そして、なんと『クレヨンしんちゃん』に登場する父「ひろし」と母「みさえ」の出会いも、「落とし物」を拾ったことがきっかけでした。本編の8年前のひろしは双葉商事で営業、みさえは小山田物産でOLとして働いていました。そんななか、偶然みさえが落としたハート柄のハンカチを見つけ、拾って声をかけたのがひろしだったのです。お互い第一印象で好意を抱き、その後交際を経てついにひろしは、夕暮れのキレイな海辺でみさえにプロポーズしました。
そんな運命的な出会いを果たしたふたりですが、実は別の馴れ初めがあったこともご存知でしょうか。2010年4月16日放送の「カスカベタイムパトロール隊 オラ誕生の秘密だゾ」で、みさえから両親の馴れ初めを聞いたしんのすけは、カスカベ防衛隊のみんなと野原家のトイレにあるタイムマシン（原作では科学者・北与野博士が発明したもの）で「自分の花嫁を見に行こう」と、未来へ向かうはずが、誤って過去に到着。本来ひろしが拾うはずだったみさえのハンカチをしんのすけが拾ってしまい、ふたりの出会いをなかったことにしてしまいます。
ふたりが出会わなければ自分やひまわりが産まれてこないことに気が付き、どうにか引き合わせようとするしんのすけ。そのさなか、彼は運悪くチンピラに絡まれてしまいます。しかし、しんのすけを助けようとしたみさえがチンピラの標的となり、ひろしが助けに入ったおかげでふたりは出会うことができました。落とし物がなくても、彼らは結ばれる運命だったのでしょう。ひろしとみさえの出会いは、偶然ではなく必然だったのかもしれません。
