オーキド、ウツギ…あなた世代の「ポケモン博士」は何をした人? とんでもなく優秀なのは
オーキド、ウツギ、ナナカマド……彼らは「ポケモン博士」というからには何かしらの研究が評価されているはずです。いったい、彼らがどんな研究をしていたのか、タイトルごとに見ていきます。
オーキド博士はそもそも何をした人? あなた世代の博士の功績を確認
![『初代』こと『ポケットモンスター 赤・緑』(任天堂)](https://magmix.jp/wp-content/uploads/2023/02/230221-pokemonhakase-01-300x189.jpg)
地球規模での人気を誇るゲーム「ポケットモンスター」シリーズでは毎回、「ポケモン博士」がプレイヤーである私たちをアシストしてくれます。例えば初代『赤・緑』ならアニメでもおなじみのオーキド博士が、最初のポケモン、図鑑を授けてくれました。また最新作『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』ではシリーズ初となるバージョンで異なるふたりの博士が登場。それぞれパルデア地方に伝わる伝承を研究しています。
そう、「研究」です。博士という職であるからには当然、何かしらの研究をしていなくてはなりません。私たちが接してきたあの博士たちは、果たして何のスペシャリストだったのでしょうか。初期から順に主たる博士をピックアップしました。
まず初代『赤・緑』のオーキド博士。ゲーム内でも「ポケモン研究の権威」として扱われています。彼の功績はというと「ポケモンのタイプ別分類」。つまり分類学者なのです。彼なくして今の体系的なポケモン図鑑はまずありえなかったと言えます。
次に、『金・銀』に登場したウツギ博士。彼はオーキド博士の元助手であり、若手のホープです。彼の功績はゲーム中でも明かされており、主に「進化」を研究対象としてきました。とりわけピカチュウがすでに進化したポケモンであることを突き止め、その進化前である「ピチュー」を発見した功績は、「ポケモン」世界では有名です。
『ルビー・サファイア』で登場したオダマキ博士。ヒゲモジャ、短パンスタイルの博士でした。フィールドワークを好む彼は主に「ポケモンの分布」調査をしている模様。論文だけでなく、それに関連した著作も多数あります。『3000年前のポケモンの生態』という著作から分かる通り、歴史のなかで埋もれたポケモンの分布変遷をつまびらかにしようとしているようです。一見、何がしたいのか分からなかっただけに安心です。
『ダイヤモンド・パール』のナナカマド博士。白ひげをたくわえた、博士らしい風貌です。彼の研究対象は「ポケモンの進化」であり「ポケモンの90%は進化する」という説を唱えています。あくまでも説であり、実際に割り出された確率とは誤差があるようです。なお、オーキド博士は彼の大学の後輩にあたります。