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【グルメマンガのすすめ】「美味しそう」だけじゃない! その奥深い味わいの世界とは?

作る過程を見守ったり、異世界の反応を楽しんだり……

『異世界居酒屋「のぶ」』(KADOKAWA)
『異世界居酒屋「のぶ」』(KADOKAWA)

 グルメマンガの楽しみ方はそれだけではありません。実際に料理ができあがっていく過程をワクワクしながら見守る『甘々と稲妻』(雨隠ギド)や『衛宮さんちの今日ごはん』(原作:TYPE-MOON/漫画:TAa)のような作品から、私たちにとって身近な料理に対する異世界の人物たちの反応を楽しむ『異世界食堂』(原作:犬塚惇平/漫画:九月タカアキ)や『異世界居酒屋「のぶ」』(原作:蝉川夏哉/漫画:ヴァージニア二等兵)のような変化球まで、実に多彩なグルメマンガが刊行されています。

 できあがっていく過程を楽しむ作品では、料理下手なキャラクターが必死で料理にトライするドタバタ系や、心底料理が好きなキャラクターが我が道をいく展開がメジャーですが、ほとんどの漫画に共通しているのが「ほっとして温かい気持ちになれる」ということ。料理を作って食べるという行為には、それだけ親近感を感じられる身近さがあるのです。

 そしてこの「身近な食」が異世界という視点から「新しいもの」として受け入れられる様子が新鮮なのが、異世界グルメマンガの魅力であり、鉄板です。普段私たちが何気なく食べているものに心の底から感動している異世界人たちを見ていると、改めてそのありがたさを再認識でき、誇らしささえ感じてしまいます。

 また、「作る」タイプのグルメマンガには、レシピがしっかり掲載されているものも多く、物語とレシピを同時に楽しめ、実生活にも役立ちます。漫画で丁寧に描かれているため、まるで漫画の登場人物たちに料理を教えてもらっているような感覚を味わえます。

 今回は、多様なグルメマンガの題材や楽しみ方について紹介しましたが、グルメマンガの魅力をひとことで言うなら、「いつでも気軽に、 “食”にまつわるあらゆるものを疑似体験できる」という点にあるのではないでしょうか。引き続き、グルメマンガの奥深い世界をご紹介していきます。

(きこなび 月乃雫)

●きこなび 月乃雫(つきのしずく)
料理&アニメライター。料理とアニメとSNSをこよなく愛すライター。深夜アニメは8割以上完走。好きなジャンルは、日常系、グルメ系、異世界転生系、シリアス系(完全ホラーを除く)など。料理は時短もの、アレンジもの、じっくりコトコト系が好き。ここ数年、ボードゲームにもハマり中。

【画像】『ゆるキャン△』ほかアニメ化作品も多数。グルメ漫画の人気作(7枚)

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