ザコ扱いに異議あり! 不遇な「かませ犬」ジャンプキャラ3選
アツいバトルシーンが数多く描かれている「週刊少年ジャンプ」作品。登場するさまざまなキャラクターのなかには、実力がありそうなのに雑魚扱いされがちなキャラも。正当に実力が評価されずに“かませ犬”扱いされている「ジャンプ」キャラ3人を紹介し、その理由を解説します。
実力を発揮する機会がなかっただけ?
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「ジャンプ」といえば、手に汗握るアツいバトルが醍醐味のひとつ。主人公や仲間たちが戦闘を行うなかで、力を発揮するシーンに興奮した読者は多いはずです。
しかし時には、主人公やメインキャラクターたちの活躍に隠れてしまい、真の実力を評価されていない不遇キャラも……。たとえば『ワンピース』に登場する山賊のヒグマはその筆頭として、読者たちにもネタにされている始末です。
ヒグマは東の海にあるルフィの故郷・フーシャ村にやってきた山賊の棟梁。ルフィを傷つけたことでシャンクスを怒らせてしまい、船で逃げる最中に海王類に船ごと食べられてしまいます。シリーズ第1話に登場し、ルフィが海賊になることを決意するできごとに関わった男でもあるため、記憶に残っている人も多いはず。
登場シーンだけ見ればよくいるかませ犬キャラですが、ヒグマにかけられた懸賞金は800万ベリーと、東の海のアベレージである300万ベリーを大きく上回る金額でした。スベスベの実の能力者・アルビダが500万だと考えれば、実力のほどが想像できそうです。
いまや何十憶ベリーの賞金首がポンポン登場する舞台に立っているルフィたちですが、巡り合わせ次第では最初の強敵がヒグマだった……なんて展開もありえたのかもしれません。
他にも実力を発揮する機会のなかったキャラとして挙げられがちなのは、『HUNTER×HUNTER』に登場するトンパ。新人つぶしの異名で知られており、一緒にハンター試験へ臨むゴンたちに対してさまざまな方法で邪魔をしてきます。
ひたすらにウザいキャラとして描かれたトンパではありますが、彼はハンター試験を受け続けること実に35回。若干10歳から受験を開始していながら、再起不能に陥いる怪我を負っていません。何度も試験を受けていればヒソカのようなヤバい奴と出くわす回もあったはずですが、それでも無事なのは非常に鋭敏な危機察知能力を持っているからかもしれません。
またトンパは、おそらく体力も一流レベルだと思われるシーンが。第一次試験であるマラソンは、かなりのスピードで試験官についていかなければならない超長距離マラソンです。レオリオも食らいつくのに必死なほどでした。こんなレベルの難関を毎年超えているとしたら、ハンターとしての肉体的資質はかなりのものではないでしょうか。
戦闘描写こそなかったものの、もしかしたらという可能性を感じられるキャラでした。