『ワンピース』天竜人の「不自然」なまでの特別扱いはナゼ? 海軍が従う理由を考察
通貨の支配者は誰だ?

もしかしたら天竜人は、世界政府を通じて通貨の発行バランスや流通などをコントロールしているのかもしれません。これまでに登場した天竜人の多くは愚鈍でしたが、世界の秩序を作った一族なのですから、きちんと機能している賢い天竜人が通貨の管理をしている可能性があります。
ひとつしか通貨がないということは、通貨のオーナーが発行量を絞ることで世界を大不況に陥れることができるということです。強制的に徴収している「天上金」制度と合わせれば、自由にお金を作り出し、自由に取り上げる仕組みを構築していると考えることもできます
このような経済的絶対権力者に対し、海軍は800年も続いて複雑化した「ベリー経済」の仕組みが破壊されることを恐れ、嫌々ながらも従っている、という線もありうるのではないでしょうか。
●実は大量破壊兵器で脅迫している
経済面とは別に武力による支配も考えられます。ワンピース1060話でルルシア王国が犠牲になったことで明らかになったように、天竜人が一国を丸ごと破壊できる兵器を保持しているから逆らえない、という可能性は高いといえるでしょう。反乱を起こせば多くの一般市民が巻き添えになってしまうからです。天竜人に兵器を使う口実を作らせないよう、彼らの個人的な無法を許し護衛する海軍ですが、内心は世界の平和と正義のジレンマに苦しんでいるのです。
またドフラミンゴが言ったように「天竜人が秘密裏に持つ、存在自体が世界をひっくり返せるほどの国宝」も天竜人の絶対権力を保証する類のものだと思われます。国宝が兵器なのか、それとも全く別の価値を持つものなのか不明ですが、強大な「力」を秘めていることは間違いなさそうです。
●全ては葬り去られた歴史のなかに
世界政府の歴史は勝者によって編纂(へんさん)された歴史です。歴史の真実が知れ渡ると天竜人による世界支配の正当性が揺らぐ可能性は高いでしょう。天才科学者ベガパンクの登場により、過去に高度な機械文明があったことが示唆され、空白の歴史は徐々に明らかになりつつあります。ポーネグリフに記された古代兵器はルルシア王国を消滅させた兵器と同根のものかもしれません。
そして本当の歴史にこそ、海軍が天竜人に従わざるを得ない理由があるはずです。これからも最終決戦に向けて加速するワンピースから目が離せません。
(レトロ@長谷部 耕平)







