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【漫画】最高峰の殺し屋が「落ちこぼれ組」のニセ教師に! 衝撃的なオチに「王道だけど新しい」

本職である殺し屋の任務を遂行するためニセ教師として魔法学校へ潜入することになった主人公・ソロ。しかし、潜入先で受け持ったクラスはとんでもない問題児の集まりで……。作者の小林キナさんにお話を聞きました。

殺しの「ターゲット」は誰なのか?

問題児ばかりで頭を抱える教師 (C)Kina Kobayashi/SQUARE ENIX
問題児ばかりで頭を抱える教師 (C)Kina Kobayashi/SQUARE ENIX

 主人公のソロ・ペイストリーは、魔法学校に赴任してきた教師です。本職である殺し屋としての依頼遂行のため、魔法学校に潜入していましたが、担当の2年D組は落ちこぼればかりが集まるクラスでした。ソロは気合を授業に挑むも、問題児ばかり集まる、2年D組の生徒たちは一切聞く耳を持ってくれなくて……。

 小林キナさん(@udonkimuchikaki)が「殺し屋が魔法学校の教師になる話」として投稿した、創作マンガ『先生!僕たちが世界を滅ぼします。』がTwitter上で話題です。この作品はマンガアプリ「マンガUP!」で連載中の作品で、投稿には1.4万件を超えるいいねがついています。

 読者からは「展開が面白くてドキドキした」「王道かつ新しくて好き」「生徒たちも未来が楽しみでしょうがない」などの声があがっています。作者の小林キナさんにお話を聞きました。

ーー小林キナさんがマンガを描き始めたきっかけや漫画家としてのデビューの経緯を教えて下さい。

 小学1、2年生の頃、大好きなゲームの『スーパーマリオ』がマンガになっているのを読んで、自分も「『スーパーマリオ』のマンガ描きたい!!」と思ったのがキッカケだったと思います。自分が『スーパーマリオ』の弟子になっているマンガでしたね。いまでも家族の間でネタにされています。そこからもう将来の夢は漫画家でした。

 高校生のときに講談社さんの雑誌に投稿を始めて、担当さんが付き、そのままアシスタント先を紹介していただき、修行を何年もしました。しかし、そこでなかなかデビューが決まらず行き詰まっていたのですが、視野を広げてみようと試しにスクウェア・エニックスさんの賞に送ったところ、今の担当さんに拾っていただき、デビューに至りました。講談社さんの編集さんにももちろん感謝していますが、今の担当さんには本当に感謝しかありません!

ーー『先生!僕たちが世界を滅ぼします。』のお話が生まれたきっかけは何ですか?

 もともとファンタジーものが好きなのと、少年少女を描くのが外見、内面ともに大好きなので、「それを同時に描ける舞台ないかなぁ……」と考えて魔法学校モノに行きつきました。魔法学校という舞台自体が何歳になってもワクワクしますよね。

 そこから単純に、「どんな設定・キャラにしたら面白いか……」という打ち合わせをひたすら担当さんと繰り返し、今の形に落ち着いた……という感じですね。地味な作業ですが(笑)。

 どうしたら読者さんに楽しんでもらえるか、この作品を好きになってもらえるか……という商業的な側面を考えながら、自分が描きたいモノや描けるモノを落とし込んでいく……という足し算や引き算をするのが楽しいです。

著:小林キナ『先生! 僕たちが世界を滅ぼします。』第1巻
著:小林キナ『先生! 僕たちが世界を滅ぼします。』第1巻

ーー殺し屋が教師になってしまう、ほかにはない設定が魅力的です。この作品を描くうえで特に意識した点はありますか?

 この作品を描くにあたり、実際の教師の方に取材しました。お話を聞いて、当然ですが「最初から完璧な教師なんていなくて、誰もが教師をしながら教師になっていくんだな……」と思ったんです。その「教師になっていく」過程を描きたいなと思い、主人公を教師とは真逆の位置にいるような殺し屋にしました。

 現実なら絶対教師になっちゃいけない奴ですけどね……(笑)。その設定をファンタジーならではの楽しい「嘘」でコーティングした分、キャラの感情は「嘘」にならないように意識しています。

ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

 どの感想も本当にうれしくて、ありがたいです! あえて、あげるのならば「魔法の描写が好き!」と言って下さった声が印象に残っています。私はカッコ良かったり、迫力があったりするバトルシーンを描くのが苦手なんです。

 作中のカッコ良いバトルシーンは、アシスタントさんが描いてくれてはいるのですが(感謝しかありません)イメージのラフや総仕上げは私がやるので、最終的な画面は自分が創りあげることになります。なので、カッコ良さや迫力で読者さんに印象に残すのは負け戦だな……と考えました。

 そこで「自分が得意なファンシーキラキラ路線でいっちゃお!」と開き直り、とにかく自分が好きになれる絵か、ワクワクするか……を考えながら魔法シーンは描きました。その「キラキラ」「ワクワク」が読者さんにも伝わったのかな……良かった……と安心しました(笑)。

ーー今後、発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?

 どんな形であれ、ずっとマンガは描いていきたいと思っています。作品づくりに行き詰まったとき、「自分はマンガで何を描きたいんだろう?」とよく考えます。それはこんなキャラ! こんな設定! こんなお話! といろいろあるのですが、突き詰めると「人間関係」と「そこから生まれる感情」なんだなと思っています。それを手を変え品を変え描いていきたいですね。また、今とはまったく違った新しくやりたいことも湧いてくるだろうと思うと、楽しみです!

(マグミクス編集部)

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