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【漫画】子供を持つことが免許制になった世界 「審査官」の男の子が目にした夫婦の姿とは?

ある夫婦のもとで暮らしていた男の子は、迎えの車に乗り去っていきました。「人の親として問題ありません」実は男の子は「扶養審査官」。20XX年、政府は「子供を扶養する」ことを免許制にしたのでした……。漫画家・幌山あきさんのマンガがTwitterで話題です。

子供たちが親を審査 不思議な世界で家族のあり方を問う

親として適正があるか、子供が審査 (C)幌山あき/KADOKAWA
親として適正があるか、子供が審査 (C)幌山あき/KADOKAWA

 ある夫婦のもとで暮らしていた男の子は、迎えの車に乗り去っていきました。車内で男の子は夫婦について「人の親として問題ありません」と報告。実は男の子は「扶養審査官」。20XX年、少子化や虐待、ネグレクトなどが社会問題となり、政府は「子供を扶養する」ことを免許制にしたのでした……。

 漫画家・幌山あきさん(@porosanba)による創作マンガ『子どもを持つ事が免許制となった社会』がTwitterで公開されました。本作は「月刊コミックビーム」にて連載されていた『星屑家族』の第1話。子供が親を審査する世界で家族の形を見つめ直す、SFファミリーストーリーです。

 第1話には、読者から「面白い」「続きが気になる」「書籍を購入して読んだら号泣した」「最高」「希望のある作品」などの声があがり、Twitter投稿には2.7万いいねの反響が集まりました。

 作者の幌山あきさんに、お話を聞きました。

ーー幌山あきさんの漫画家としてのデビューのきっかけを教えて下さい。

 2018年に『AIの行方』という作品でイブニング新人賞準大賞をいただいたことがきっかけです。

2023年2月10日に上下巻が同時発売された『星屑家族』 (C)幌山あき/KADOKAWA
2023年2月10日に上下巻が同時発売された『星屑家族』 (C)幌山あき/KADOKAWA

ーーTwitterで公開された『子どもを持つ事が免許制となった社会』のお話は「月刊コミックビーム」にて連載されていた『星屑家族』の第1話ですが、お話はどのように生まれたのでしょうか?

 ニュース番組を流し見していたとき、「コロナ禍でペットレンタルが人気」という特集内で「実際にペットを飼育できるかどうか判断するためにレンタルを利用する人もいる」と報道されていました。なるほどと思いつつも、その判断材料とされた動物たちの行く末は? という疑問を昇華させたのが本作です。

ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声があれば教えて下さい。

「扶養資格免許制」という制度について、賛否どちらの意見もあって興味深かったです。

ーー『星屑家族』上下巻が2023年2月10日に同時発売されました。お話の内容や見どころなどをご紹介いただけますか?

 上巻は家族ものとして、下巻はSF(少し不思議な)ものとして読み味が違っているので、上下巻一気に読んでいただきたいです。

ーー今後の創作活動について教えて下さい。

 読んで満足感があるマンガを描いていきたいです。

(マグミクス編集部)

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