麦わらの一味・ゾロが最も輝いたのはウイスキーピーク? 名言も演出も最高!
『ONE PIECE』ゾロの戦闘シーンは数多くありますが、「ウイスキーピークのゾロが最高だった!」という意見が、ネット上で多く聞かれます。「相手になるぜバロックワークス」や「ケンカは洒落じゃねェんだぜ?」などのセリフはもちろんのこと、月をバックにした登場・戦闘シーンの演出が印象的という声もありました。
余裕の立ち回りがクール!
『ONE PIECE』の剣士・ゾロの戦闘シーンは数多くありますが、なかでも「ウイスキーピークのゾロが最高だった!」という意見がネット上で多く聞かれます。セリフはもちろんのこと、登場・戦闘シーンの演出が印象的という声もありました。
ウイスキーピークは、サボテン島にある街の名前です。偉大なる航路(グランドライン)にある最初の島のうちのひとつですが、実は犯罪組織バロックワークスの賞金稼ぎたちが住んでいます。彼らはサボテン島に来た海賊たちを宴会でもてなし、生け捕りにしたり殺害したりして、海軍に引き渡すことを生業としていました。
サボテン島にある岩には棘のようなものが生えていますが、棘部分は墓標です。そんなこととは知らずに、麦わらの一味はMr.9やミス・ウェンズデーを送り届けるために来航しました。例にもれず、ルフィたちはウイスキーピークでもてなされて、いい気分で寝込んでいました。そして、バロックワークスのMr.8(イガラム)やMr.9、ミス・ウェンズデー(ネフェルタリ・ビビ)らは計画通りと思っていましたが、元・賞金稼ぎのゾロだけは、以前誘われたこともあり、バッロクワークスの内情を知っていたのです。酔いつぶれたふりをしていたゾロは、その後、怒涛の立ち回りを見せました。
イガラムたちがルフィたちを生け捕りにしようとした矢先、「なあ、悪いんだがな。あいつらを寝かしといてやってくんねえか」と、建物の屋根にゾロが登場します。このときの月をバックにした魅せ方がなんとも秀逸で、「尾田先生の描いた構図が天才的」という声もありました。
相手は、ゾロが「賞金稼ぎ、ざっと100人ってとこか」と言うほどの大人数ですが、彼は余裕の表情を崩しません。「相手になるぜバロックワークス」と宣言し、次々と賞金稼ぎたちを倒していきます。県の腕はもちろん家のなかに退避したり、梯子を利用したり、臨機応変な戦い方で敵を翻弄し、「続けようか『バロックワークス』」「ケンカは洒落じゃねェんだぜ?」と楽しそうに戦い続けるゾロ。
飄々と戦い、あっという間敵を片付けながら軽口を叩く姿には、「ゾロ最高! カッコよすぎる」という声のほか、酒樽を斬ってしまって「もったいねえ」とつぶやく姿に「お茶目でかわいい」という意見もありました。戦いの最中、子供とシスターが助けを求めるふりをして「神のご加護目つぶし」で襲ってきたときは、峰打ちでスマートに対応します。「そういうコソクなマネはもっと心の奇麗な奴に使うんだな」というセリフも、ゾロらしいです。
ゾロの名勝負は数多くあれど、ここまでの大人数を余裕の笑みで倒し続けるシーンは貴重です。「今だと強くなりすぎて、100人瞬殺しちゃうだろうけど、ウイスキーピークの場面は適度に焦りながら、町の地形も利用しながら戦っているのが楽しい」「ゾロが楽しみながら戦っててかっこいい」「ビビやイガラムたちにツッコミ入れながら戦うのも好き」と、長年支持を集めています。
ちなみに、その後の「ゾロがウイスキーピークの親切な人びとを斬った」と勘違いしたルフィとの、「ガチゲンカ」の場面も人気です。ミス・バレンタインとMr.5を「勝負の……邪魔だァ!!!」と瞬殺する見開きも、「『ONE PIECE』の見開きでも特に好き」と言われていました。
(マグミクス編集部)