『東リべ』キャラの首がタイムリープする度に長くなる? ファンの考察が白熱
TVアニメ、実写化映画、舞台化と社会現象を起こしたのが、人気マンガ『東京卍リベンジャーズ』です。タイムリープ×ヤンキーマンガという異色の題材が話題だった同作ですが、ある条件で「キャラの首が長くなっている」と話題を集めました。連載が長期化すると絵柄が変わるマンガもありますが、果たして実際は……?
首の長さ問題は、単なるミスではない?
2017年から約5年間「週刊少年マガジン」で連載されていた『東京卍リベンジャーズ』は、『東リベ』という愛称で多くのファンから愛され、TVアニメ化のみならず実写化映画も果たすなど社会現象となりました。
タイムリープというSF要素とヤンキーマンガの異色コラボで、連載当初から注目を集めていた『東リベ』。シリアスでアツい物語で盤石の人気を獲得していくなかで、一部から聞こえてきたのが「登場キャラの首が伸び続けてるのが気になって、物語が入ってこない」という声でした。
たとえば2022年4月27日に発売された「週刊少年マガジン」の表紙絵は、「マイキー」こと佐野万次郎と主人公・花垣武道の2枚看板です。この表紙絵で上半身から上が描かれたマイキーについて、ネット上では「マイキーの首が長い!」「マイキーがろくろ首になってる」というツッコミが相次いでしまいます。
一度だけなら、忙しい週刊連載のミスとして笑い話になったかもしれません。しかし2021年12月発売のマイキー単独表紙の「週刊少年マガジン」や、マイキーが表紙の単行本24巻でも、明らかに以前より首が長く描かれています。さらに武道や、東京卍會メンバー・三ツ谷隆も、明らかに首が長い場面があります。
SNSでは「シリアスなシーンで首長く描かれると、頭のなかで天使と悪魔が喧嘩する。忘れた頃に突然出てくるのやめて」「作者さんの癖なのかな。ちょくちょく長すぎてその度に笑っちゃう」といったコメントが続出していました。作者の和久井健さんは、過去作の『新宿スワン』などでは、特に首を長く描くようなこともなく、『東京卍リベンジャーズ』でだけ起きている謎の現象の理由ははっきりしていません。
ネットでは、「タイムリープになんの対価もないワケない。武道に関しては首が長くなったのは力を得る代償だと思う」「この首の長さで喧嘩強いってことは、本当に圧倒的な身体能力なんだな」「どんどん首が短くなる『刃牙』のキャラに首分けてあげてほしい」と、好き勝手にボケる声も聞こえる始末。もちろん首が異様に長く見えるコマはたまに出てくるだけで、長くなりっぱなしというわけではありません(基本的なコマも十分長いですが)。いかに謎の多いストーリーの『東リベ』といえど、タイムリープの代償に首が……ということはないと思います。
もはや社会現象といえるほどの人気を確立した『東京卍リベンジャーズ』は、2023年には実写化映画の続編2部作が公開される予定です。首の長さは再現できませんが、1作目が好評だっただけに、原作でも人気の「血のハロウィン編」の実写化に期待値が高まっています。
(LUIS FIELD)