【漫画】娘に「ママはどれ?」と聞くと? ちょっと違うけど「可愛いからOK」
1歳の娘に「ママはどれ?」と尋ねた作者。すると、ママのまねをしたのか何とも言えないかわいい反応が……。Instagramで公開されたマンガが、「尊すぎる!」と話題になっています。作者のタカラタオさんにお話を聞きました。
娘の答えが「違うけどかわいい」

1歳の娘が覚えたかわいすぎる反応について描いたマンガが、Instagramで300以上のいいねを集め話題となっています。1歳の娘に「ママはどれ?」と尋ねてみた作者。すると、ママのまねをしたのか何とも言えないかわいいしぐさがかえってきて……という内容で、「尊すぎてたまらない!」「うちでは自分の鼻を指します!」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、Instagramやブログ「タカラ家のタカラモノ」などでマンガを発表している、ブロガーのタカラタオさんです。タカラタオさんに、作品についてのお話を聞きました。
ーーマンガを描き始めたのは、いつ頃からでしょうか?
2023年の1月からです。娘が夜泣きをしていた頃は、私も睡眠不足だったので、娘と一緒によくお昼寝をしていました。でも、1歳を過ぎた頃から夜泣きが減り、私も夜にじゅうぶん睡眠をとれるようになったので、昼寝をすることが少なくなりました。
時間に余裕ができ、お絵描き用おもちゃに娘の寝顔や似顔絵を描いてみたところ、夫がすごくほめてくれたので、もっといろいろな表情の娘を描いてみたいと思うようになりました。写真や動画だけでは残せない思いや感動が、マンガだと詳細に残せるのがいいなと思っています。
ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。
乳児健診に行った際、「次の健診ではママやパパ、好きな動物、キャラクターなどを指さしできるかが、成長の確認ポイントになる」と聞きました。さっそく、私のことを指さして「ママだよ」と教えたのですが、「ママ=自分自身を指さすこと」と間違えて覚えてしまったようでした。
予想外の行動に驚きましたが、娘が自分のぷにぷにほっぺを指さす姿があまりにもかわいかったんです。「間違えてるよー」と指摘すると、今度は何事もなかったかのように私を指さすところがこれまたかわいくて……。このかわいさを夫と共有するだけでは気が済まず、できるだけ多くの人と共有したいと思ったことをきっかけにマンガにしました。
ーー最近、娘さんを特に「かわいい!」と感じたのは、どのようなときですか??
最近はかくれんぼを覚えて、よくカーテンに隠れています。「どこにいるのー?」と私や夫が探すと、カーテンの影から顔を出して、ニマニマとこちらの様子をうかがっています。丸見えなんですが、本人は上手に隠れているつもりなんでしょう。
ずっと探していると、カーテンの裏からつついたり、「んっんっ」と小声でヒントをくれたりします。「見つけた!」とカーテンをめくると、「キョキョ! (ここ!)」と満面の笑みを見せてくれるところが本当にかわいいです!
ーー最近、育児で困っていることはありますか?
私や夫の言葉や行動を娘がよくまねするのですが、ご飯を食べると「んまー!」とよく言います。まだ幼いので難しいですが、将来的には「おいしい」と言えるようになってほしいです。夫が言う「うまい!」をまねしているのかなと思っているので、まず自分たちの言葉や行動を見直さないといけないのですが……。長年の習慣から、私たち自身も直すのが難しいというのが、最近困っていることですね。
ーーその後、娘さんはちゃんとママを指さしできるようになりましたか?
先日、娘に「ママどーれ?」と聞いてみました。なんと、にっこりしながら私を指さしてくれたんです! あまりのうれしさと感動から、「できるの!? すごーい!!」と大声を出しながら抱きしめてしまいました。娘はびっくりしたのか、泣いてしまいました(笑)。最近は「ママ」とはっきり言ってくれるようにもなり、娘にママとして認められたようでうれしいです!
ーー娘さんは、旦那様のことはあまり間違えず「パパ」と指さしできるのでしょうか? またそのとき、旦那様はどのような反応をしますか?
自分を指さすこともありますが、たいていちゃんと夫を指さしています。夫は毎回デレデレしながら、娘の頭をなでたり、抱きしめたりしています。私が夫を指さして「パパだよ」と教えたからなのか、不思議とちゃんとできるんですよね。得だな、と少し悔しかったです(笑)。
ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?
「かわいい」というコメントをたくさんいただけてうれしいです。自分のことをほめられるより、娘のことをほめられる方が本当にうれしいです。教え方を間違えたかな……と少し不安な気持ちもありましたが、「うちもそうでした」という共感のコメントもいただき、よくあることなんだなと少し安心できました。また最近は「ファンです」と言ってくださる方も増えてきて、とてもうれしいです。
ーー創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えて下さい。
マンガを描き始めてまだ間もないので、まずは続けることが第一の目標です。今は雑誌やインターネットよりもInstagramの方が、リアルな育児情報が多いと感じています。結婚して見ず知らずの土地に住むことになり、親もママ友もいない環境で育児をする私にとって、ほかの方の育児マンガは先輩や戦友の話を聞いているような感覚です。私自身、参考にすることも多いので、同じように母としての私の経験が、マンガを通じて少しでも皆さんのサポートにつながっていたらうれしいです。
今は娘の出産時のエピソードを連載していますが、今後は離乳食や卒乳、妊娠前の話なども連載していけたらと思っています。「育児あるある」や自分の経験を通じて、その様子をリアルに描きながら、娘のかわいさも広めたいです(笑)。そしていつか、娘や家族以外の話も描けたらいいなと思っています。今後も皆さんの期待に少しでも応えられるように、引き続き楽しくマンガを描いていきたいです。
(マグミクス編集部)