【漫画】2歳児寝かしつけからの卒業に「よっしゃ!」 一方これまでの記憶を思い出し?
毎晩の寝かしつけにヘトヘトになっていた母親。ある日、2歳の末っ子が突然「ひとりで寝る」と言い出したことに喜ぶのですが、ふと長かった寝かしつけの日々を思い出して……。Instagramで公開されたマンガが、「泣ける」と話題になっています。作者のhanemiさんにお話を聞きました。
思い返すと幸せなシーンばかり

末っ子がひとりで寝るようになったことについて描いたマンガが、Instagramで800以上のいいねを集め話題となっています。ある日突然、「ひとりで寝るよ」と言った2歳の末っ子。寝かしつけがいらなくなる日を待ち望んでいた母親は喜びますが、ふとこれまでの日々を思い出して……という内容で、「泣いちゃう」「終わってから寂しさに気付きますよね」「そういう日が来るのかと思うと寂しい」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、Instagramでマンガを発表している、イラストレーターのhanemiさんです。hanemiさんに、作品についてのお話を聞きました。
ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。
長男の激しい夜泣きから始まり、私にとって子育てのなかで「夜のお世話」が一番の負担でした。それが終わりホッとしたのと同時に、まさかその何倍も寂しい気持ちを抱くとは自分でも思わず、この気持ちをマンガに残すことにしました。そして今まさに夜泣き対応に追われる親御さんに、励みにしてもらえたらと思って描きました。
ーーひとりでも寝られるように、末っ子ちゃんと練習などはしていたのでしょうか?
「お母さんいなくても寝られるよ」や、「お母さんはあっちのお部屋へ行って、またすぐ戻ってくるね」などの声掛けはしていました。ひとりで寝てくれた初めての夜は感動して、胸を締め付けられました。とはいえ末っ子はまだ2歳ですので、朝はギューッと抱きしめて頑張りを褒めるようにしています。
ーー上のお子さんたちは、どのくらいの年齢のときにひとりで寝られるようになったのですか?
末っ子が生まれるタイミングだったので、当時長男は5歳、長女は2歳でした。それぞれに大きなぬいぐるみを与え、一緒に寝てもらうようにしました。ほかにも寝室をプラネタリウムのようにして、「寝室で過ごすのも楽しい、落ち着く」と思ってもらえるよう工夫したところ、すんなりひとりで寝られるようになりました。
ーー寝かしつけがいらなくなった、今の心境を教えて下さい。
はじめは心底ホッとしたのですが、今はポカーンと心に穴が空いたような不思議な気持ちです。ゆっくりできる時間も、なんだか落ち着かないのです(笑)。子供の成長がうれしい反面やっぱり寂しくもあり、この寂しい気持ちは、日中子供たちと過ごすときに愛情を注いで埋めようと思っています。
ーー寝かしつけをしていたときの、特に思い出に残っているエピソードは何でしょうか?
ほとんど寝ているような状態なのに、私と目が合うとにっこりして「ダイシュキよ……」と言ってくれるのがたまりませんでした。日中の騒がしさとは一変して、黙って寝静まっている子供たちは、よりいっそうかわいく見えて仕方ないですね。
ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?
今まさに夜泣き対応に追われているママ、子育てが落ち着いたママ、さまざまな方から共感のお声をいただきました。育児は楽しいことばかりではなく、途方に暮れることもたくさんあります。そういったリアルな部分をマンガで発信し、育児に奮闘するママさんたちの励みになれたのなら幸いです。
(マグミクス編集部)