アニメ『スラムダンク』の主題歌は「バスケ」と関係ないけれど? 歌詞の考察が話題に
映画『THE FIRST SLAM DUNK』の大ヒットがきっかけで、1993年から放送されていたアニメ『スラムダンク』を思い出した方も多いのでは? ネットでは「君が好きだと叫びたい』などの当時の主題歌を振り返り、「バスケと関係がなさすぎる」と話題になっています。
バスケではなくアニメの内容を思い出しながら聴くと?
2022年12月3日に公開された映画『THE FIRST SLAM DUNK』は、2023年2月7日に興行収入が100億円を突破し話題になりました。映画の大ヒットを受け、1993年10月から放送されていたアニメ『スラムダンク』を思い出した方も多いのではないでしょうか。ネット上では、当時の主題歌が「バスケと関係なさすぎる」と話題になっています。
TVアニメの主題歌には、BAADさんの『君が好きだと叫びたい』、大黒摩季さんの『あなただけ見つめてる』、WANDSさんの『世界が終わるまでは…』、MANISHさんの『煌めく瞬間に捕われて』など全6曲が使われました。タイトルだけを見ると、バスケとは関係がないと言われるのも無理はないと思えますが、バスケではなく「アニメの内容に関係がある」という意見もあります。
そもそも主人公の桜木花道が高校で初めてバスケを始めたのは、ヒロインの赤木晴子に一目惚れをしたことがきっかけでした。晴子の存在は花道の原動力になることもあり、「『君が好きだと叫びたい』なんて花道そのまま」という意見が。同時に、花道のライバルである流川楓に晴子が片想いをしていることから、「『あなただけ見つめてる』は晴子から流川への曲だろう」という意見もありました。
また、「『世界が終わるまでは』はバスケの試合終了と掛けている」という意見も。歌詞の解釈によっては、作品内容との関係性を感じ取ることができるのでしょう。『煌めく瞬間に捕われて』も「青春マンガだからマッチしてると思う」という意見が見られました。
ちなみに映画『THE FIRST SLAM DUNK』のエンディング主題歌は10-FEETさんの『第ゼロ感』です。『第ゼロ感』の歌詞には、バスケットボールといったフレーズは出てきませんが、歌詞のなかにバスケット用語が記号のように使われています。一見意味のわからない「クーアザドンイハビ」も、逆から読むとバスケット用語の「ビハインドザアーク」に。これは3ポイントシュートのラインよりも後ろからのシュートを指すそう。原作者の井上雄彦さんとともに作り上げた曲には、こだわりが詰まっています。
(マグミクス編集部)