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スーファミ『ドラゴンボール 超武闘伝』発売30周年 喋って戦う悟空やベジータに感動!

2023年3月20日は、スーパーファミコン用ソフト『ドラゴンボールZ 超武闘伝』が発売されてから30年の節目です。アニメ版を彷彿とさせる賑やかなキャラクターボイスに盛り上がり、友達とやり込んだ人も多いのではないでしょうか。

令和になっても色あせない「ドラゴンボール」ゲーム

 スーパーファミコン用ソフト『ドラゴンボールZ 超武闘伝』(バンダイ)のタイトル画面
スーパーファミコン用ソフト『ドラゴンボールZ 超武闘伝』(バンダイ)のタイトル画面

 1980~90年代の「週刊少年ジャンプ」黄金期を支え、名実ともにマンガ界の天下を取った鳥山明さんの『ドラゴンボール』は、アニメ・映画・ゲーム、玩具など、数多くのメディアミックス作品がこれまで作られてきました。

 本日2023年3月20日で発売から30年目を迎えた『ドラゴンボールZ 超武闘伝』(以下、超武闘伝)は、主人公の孫悟空をはじめ、原作の人気キャラクターがド派手にぶつかり合う対戦格闘ゲームとして、記憶に残る方も多いのではないでしょうか。

 スーパーファミコン用ソフト『超武闘伝』が登場したのは1993年の春。「ドラゴンボール」のゲーム化作品は、同作品よりも前から行われており、カードバトルを取り入れたRPG『ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』やコマンド選択式のアドベンチャー『ドラゴンボールZ 超悟空伝 突激編』といったゲームが発売されていました。しかし、1990年代初頭に一大ブームとなり、多様なメーカーや版権IPがソフト開発に乗り出した「対戦格闘ゲーム」について、当時の『ドラゴンボール』ゲームはまだカバーし切れていなかったのです。

 そこへ満を持して現れたのが、「ドラゴンボール」の登場キャラクターが一堂に会して戦う対戦格闘ゲーム『超武闘伝』でした。発売時は原作人気の高さも相まって、ソフトの出荷本数はゆうに100万本を突破。作中で孫悟空たちが見せた躍動感あふれるバトルを、プレイヤーがコントローラーを介して自由に演出できるようになったのです。

「相手の体力を削りきった方が勝利」という対戦格闘ゲームの基本システムを踏襲しつつ、『超武闘伝』は独自ギミックで「ドラゴンボール」における戦いを演出していました。その最たる例が「デュアル・スクリーン・システム」と呼ばれるもの。キャラクターの位置関係に応じて画面を分割(地上・空中)することで、「離れた場所から奇襲を仕掛ける」「空中から地上へ気弾を放つ」といった原作でよく見られるバトルシーンが、違和感なくひとつの画面内に収まっていました。

 孫悟空(以下、悟空)の「かめはめ波」、ベジータの「ファイナルフラッシュ」などの光線技も、もちろん試合中に撃つことが可能。当たれば相手の体力をごっそり削ることができる反面、防御技で防がれたりカウンターで逆に跳ね返されたりと、メリットばかりではない仕様が戦いに深みをもたらしました。

【画像】今も新作が続々! 対戦格闘やアクションRPGもある『ドラゴンボール』ゲームたち(6枚)

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