まだ「最強争い」に割り込める? 『ワンピ』強すぎるジジイたち 病気が悔やまれる
マンガ『ONE PIECE』に登場する強すぎるおじいさんキャラは、定期的にSNSなどで話題になります。強者揃いの『ONE PIECE』の世界で、本来なら隠居している年齢のはずでも、まだ最強争いができそうな、人びとを惹きつけてやまないおじいさんたちの魅力に迫ります。
生涯現役を体現するキャラ!

『ONE PIECE』には、若者に負けず劣らず元気なご老人たちが、多数登場します。特に、かつて最前線で戦い、「最強」と謳われた男たちは、年老いてもなお圧倒的な強さの持ち主です。今もファンの間で「最強説」のある、ジジイキャラたちを振り返ります。
かつての海賊王・ロジャーの右腕で、「冥王」の異名を持つシルバーズ・レイリー(78歳)は、おじいさんキャラのなかでもかなりの人気を誇っています。悪魔の実の能力者ではないものの、卓越した覇気の使い手として存在感は抜群。
「魚人島編」では、レイリーの弟子・ルフィが、覇王色の覇気で10万人中5万人を倒すという場面がありましたが、65巻のSBS(単行本の質問コーナー)では、作者の尾田栄一郎先生は「シャンクスやレイリーだと、もしかすると10万人全員倒しちゃったかも」と語っており、レイリーの恐るべき強さが分かります。
そんなレイリーですが、あくまで本人は一線を退いた立場を取っており、「今の時代を作れるのは 今を生きてる人間だけだよ……!!」という名言を残しています。しかし、海軍大将・黄猿と同等以上に渡り合い、最新の105巻では四皇・黒ひげを退かせるなど、その強さは健在のようです。
72歳で戦死するも、一部では「病気にさえなっていなければ今も最強だったはず」と言われているのが、かつての四皇「白ひげ」ことエドワード・ニューゲートです。エースやマルコなどの猛者たちをまとめ上げ、白ひげ本人も「グラグラの実」の能力と、強力な覇気で圧倒的な戦闘力を誇っていました。
白ひげ海賊団だけで16部隊1600名、傘下の海賊たちも含むと5万人にも及ぶ船員たちを「息子」と呼び、船員たちからは「オヤジ」と慕われ、家族同然の「強固な絆」で結ばれています。エースが海軍に処刑される直前に、白ひげは一大勢力を率いて海軍本部のあるマリンフォードに現れ、「頂上戦争」では強烈な力を見せ付けました。
残念ながら、白ひげは最終的に壮絶な死を遂げましたが、ファンの間では「前から罹っていた病気で弱ってただけで、本来なら海軍本部全壊で、海軍大将たちも皆殺しにされてたはず」「センゴクたちに騙されたスクアードが白ひげのこと刺してなければ勝てた」と、彼の「最強説」を推す声は少なくありません。
また、一向に衰える雰囲気のないルフィの祖父・ガープ(78歳)は、海軍きっての「最強おじいさん」です。「海軍の英雄」と呼ばれるほどの実力は郡を抜いており、かつてロジャーと手を組んで、ロックス海賊団を壊滅に追い込んだ「ゴットバレー事件」はまさに伝説。得意技は武装色の覇気で極限レベルまで強化した「ゲンコツ」で、シンプルな技ゆえにガープの強さが際立ちます。
本人曰く「自由にやるにはこれ以上の地位はいらない」と、長く中将のままですが、ファンの間では「多分、海軍のなかではまだ最強だよね」「堂々と『天竜人批判』できる自由さからも、強さを感じる」「息子が革命軍のリーダー(ドラゴン)、孫が海賊でもお咎めなしってことは、人望はもちろん、捕まえようと思っても無理なくらい強いってことでしょ」とうわさされるなど、彼も「最強説」が根強いキャラです。
(LUIS FIELD)