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許せん!「最後まで改心しなかった」ジャンプ悪役・3選

最後がダサ過ぎ?

国内外で高い人気を獲得した『DEATH NOTE』。アニメから実写映画まで幅広く展開しました。画像は「Death Note: Complete Series [Blu-ray]」(C)Viz Media
国内外で高い人気を獲得した『DEATH NOTE』。アニメから実写映画まで幅広く展開しました。画像は「Death Note: Complete Series [Blu-ray]」(C)Viz Media

 最後に紹介するのは『DEATH NOTE』から夜神月です。彼は偶然手に入れたデスノートを使って「犯罪者のいない優しい世界を作る」ために、自分自身が犯罪者と見なした人物を葬り続けていました。しかし最終的には今までの行いが露見し、自分が濫用してきたデスノートの力で命を奪われます。

 法律で裁けない悪を裁くという点において、彼の思想は一部の共感を集めましたが、死に際のみっともなさはジャンプ随一です。「うわーっ死にたくない!!逝きたくないー」と命乞いする夜神の顔からは、革命家気取りの化けの皮がはがれて、小人の素顔が露わになりました。

●人間社会に発生したバグのような存在

 彼ら3人には共通点があります。中流以上の家庭で何不自由なく暮らしていたという点です。武士を先祖に持つ家庭で育った吉良、世界中に根を張る一族の御曹司シックス、警察官僚の息子の夜神。悪事を働かなくても十分に人生の勝ち組になれるような素性の持ち主ばかりです。

 つらさや苦しみを知らない彼らは他者への共感性が低く、人を傷つけても恥じたり後悔することがありません。悪をなしているという自覚が(シックス以外は)希薄なので、敗北して死の寸前に追い込まれても、自らを省みて改心するという発想自体がないのです。他者の生命には価値を見出さないのに、自分の命には最後の最後まで執着する点も共通しています。

 ナチュラルに倫理・道徳を逸脱している彼らが放つ違和感は強烈です。自分の信念に従った結果、悪に落ちざるを得なかったような人物とは一線を画しており、だからこそ読者の記憶に残る名悪役だといえるでしょう。

(レトロ@長谷部 耕平)

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